第3回電王戦 プロ棋士側の負け越し決定
電脳の譜【1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2911.html
電脳の譜【2】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2912.html
電脳の譜【3】
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電脳の譜【4】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2914.html
電脳の譜【5】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2989.html
電脳の譜【6】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2991.html
下記の仲間。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1986.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671
mixi日記2014年04月日から
森下九段が後手で相矢倉の戦形を選んだ段階でイヤーな感じがした。
後手有利の局面が続き、「もしかすると……」という気がしてくる。相当失礼とは思いつつ、それが正直な感想。将棋ソフトの「評価関数」が、その段階でも先手優勢と判断していたのはどういう基準なんだろう。
局後のインタビューを聞いた限り(妙に爽やかな対応で、人柄のよさがうかがえたが……)では、研究が十分ではなかった気がする。
もしそうだとすると人選ミスだろう。
準備期間があり、貸与された将棋ソフトが更新されないのなら、研究する時間はあったはず。
個人的には、将棋ソフトに対して相矢倉を選ぶことに疑問を感じる。
【電脳の譜4】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2914.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904352736&owner_id=5019671
↑に書いたことを要約する。
・電王戦を見る限り、将棋ソフトの相矢倉は手ごわい
対塚田九段戦しかり。対三浦九段戦しかり。
昨年の名人戦で森内名人が採用した新手もしかり。
まだ隠し球をもっている可能性がある。
・相居飛車系なら角換わりのほうが……
無条件で飛車先を交換させてくれることが多い(だから有利とも言えないが)
その点、豊島七段が横歩取りを研究したのは正解だろう。
まだ新手の余地が多々ある。
振り飛車党なら、角交換型のほうが勝てる可能性が高いだろう。
第5局は屋敷九段。
先手番のときは相矢倉志向だと思ったが、ここは横歩取りか角換わりでお願いしたい。
高橋九段流の横歩取らせも実践例が少ない分おもしろいかも。
「来年はタイトル保持者を」という意見は聞くが、タイトル戦のスポンサーが同意してくれるだろうか。タイトル保持者を除くレーティング上位棋士がよいのでは。
現段階で選出するなら……。
順位 棋士名 レート
1 羽生善治三冠 1959(除外)
2 渡辺明二冠 1875(除外)
3 豊島将之七段 1853
4 森内俊之竜王名人 1846(除外)
5 郷田真隆九段 1842
6 久保利明九段 1803
7 佐藤康光九段 1802
8 丸山忠久九段 1798
9 行方尚史八段 1796
10 永瀬拓矢六段 1787
11 佐藤天彦七段 1783
5人なら丸山九段までになる。けっこう妥当な人選だと思う。
若手を出したいなら、永瀬六段、佐藤天彦七段あたりだろう。ただ、これをやってしまうと、毎年同じようなメンツになってしまうけど。
なんなら2枠は直前のA級昇級者にするとか。来年なら、広瀬八段(レーティング14位)と阿久津八段(レーティング22位)になる。
このうち電王戦に参加したことがあるのが豊島七段だけ、って事態が問題だと思う。
【ネタ元】毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140405-00000070-mai-soci
================引用開始
<電王戦>森下九段が「ツツカナ」に敗北 またも負け越し
毎日新聞 4月5日(土)21時5分配信
将棋のプロ棋士とコンピューター将棋ソフトの5対5の団体戦、第3回電王戦第4局は5日、神奈川県小田原市の小田原城銅門で行われ、「ツツカナ」(開発者・一丸貴則氏)が森下卓九段(47)を135手で破った。対戦成績は3勝1敗となり、昨年に続いてコンピューター側の勝ち越しが決まった。
プロ棋士側は2連敗後、前局で豊島将之七段(23)が勝って棋士が追い上げムードだったが、同じ形式で3勝1敗1分けだった第2回に続きソフトが勝利した。
森下九段が得意とする相矢倉の序盤戦から、後手番ながら森下が先攻し、快調に攻めを続けたが、「ツツカナ」も粘って難解な終盤戦となり、終盤の強さを発揮した「ツツカナ」の勝利となった。
森下九段は「中盤ではうまく指せば勝てるのではと思ったが、研究していた通り、粘られると勝ち切るのは大変だった。ソフトと読みで戦うのは厳しい。団体の負け越しは申し訳ない」と淡々と振り返った。
厳しい結果について日本将棋連盟会長の谷川浩司九段は「強力な布陣をそろえたのに団体戦負け越しは残念。4局の中では第1局の『習甦(しゅうそ)』の中終盤の手厚い指し回しに驚かされた。コンピューターの強さを改めて真摯(しんし)に受け止めたい」と語った。
一方、ソフトを開発した一丸さんは「最後は(持ち)駒が少ないので大丈夫かなと思った。森下九段の指し回しは正統派で、今後の参考にしたい。団体戦で勝てたことは良かったと思います」と遠慮がちな笑顔で話した。
最終第5局は12日、東京・将棋会館で屋敷伸之九段(42)が「ponanza」と対戦する。【山村英樹】
================引用終了
電王戦 将棋ソフトが勝ち越し
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2831994
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森下九段が後手で相矢倉の戦形を選んだ段階でイヤーな感じがした。
後手有利の局面が続き、「もしかすると……」という気がしてくる。相当失礼とは思いつつ、それが正直な感想。将棋ソフトの「評価関数」が、その段階でも先手優勢と判断していたのはどういう基準なんだろう。
局後のインタビューを聞いた限り(妙に爽やかな対応で、人柄のよさがうかがえたが……)では、研究が十分ではなかった気がする。
もしそうだとすると人選ミスだろう。
準備期間があり、貸与された将棋ソフトが更新されないのなら、研究する時間はあったはず。
個人的には、将棋ソフトに対して相矢倉を選ぶことに疑問を感じる。
【電脳の譜4】
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↑に書いたことを要約する。
・電王戦を見る限り、将棋ソフトの相矢倉は手ごわい
対塚田九段戦しかり。対三浦九段戦しかり。
昨年の名人戦で森内名人が採用した新手もしかり。
まだ隠し球をもっている可能性がある。
・相居飛車系なら角換わりのほうが……
無条件で飛車先を交換させてくれることが多い(だから有利とも言えないが)
その点、豊島七段が横歩取りを研究したのは正解だろう。
まだ新手の余地が多々ある。
振り飛車党なら、角交換型のほうが勝てる可能性が高いだろう。
第5局は屋敷九段。
先手番のときは相矢倉志向だと思ったが、ここは横歩取りか角換わりでお願いしたい。
高橋九段流の横歩取らせも実践例が少ない分おもしろいかも。
「来年はタイトル保持者を」という意見は聞くが、タイトル戦のスポンサーが同意してくれるだろうか。タイトル保持者を除くレーティング上位棋士がよいのでは。
現段階で選出するなら……。
順位 棋士名 レート
1 羽生善治三冠 1959(除外)
2 渡辺明二冠 1875(除外)
3 豊島将之七段 1853
4 森内俊之竜王名人 1846(除外)
5 郷田真隆九段 1842
6 久保利明九段 1803
7 佐藤康光九段 1802
8 丸山忠久九段 1798
9 行方尚史八段 1796
10 永瀬拓矢六段 1787
11 佐藤天彦七段 1783
5人なら丸山九段までになる。けっこう妥当な人選だと思う。
若手を出したいなら、永瀬六段、佐藤天彦七段あたりだろう。ただ、これをやってしまうと、毎年同じようなメンツになってしまうけど。
なんなら2枠は直前のA級昇級者にするとか。来年なら、広瀬八段(レーティング14位)と阿久津八段(レーティング22位)になる。
このうち電王戦に参加したことがあるのが豊島七段だけ、って事態が問題だと思う。
【ネタ元】毎日新聞
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<電王戦>森下九段が「ツツカナ」に敗北 またも負け越し
毎日新聞 4月5日(土)21時5分配信
将棋のプロ棋士とコンピューター将棋ソフトの5対5の団体戦、第3回電王戦第4局は5日、神奈川県小田原市の小田原城銅門で行われ、「ツツカナ」(開発者・一丸貴則氏)が森下卓九段(47)を135手で破った。対戦成績は3勝1敗となり、昨年に続いてコンピューター側の勝ち越しが決まった。
プロ棋士側は2連敗後、前局で豊島将之七段(23)が勝って棋士が追い上げムードだったが、同じ形式で3勝1敗1分けだった第2回に続きソフトが勝利した。
森下九段が得意とする相矢倉の序盤戦から、後手番ながら森下が先攻し、快調に攻めを続けたが、「ツツカナ」も粘って難解な終盤戦となり、終盤の強さを発揮した「ツツカナ」の勝利となった。
森下九段は「中盤ではうまく指せば勝てるのではと思ったが、研究していた通り、粘られると勝ち切るのは大変だった。ソフトと読みで戦うのは厳しい。団体の負け越しは申し訳ない」と淡々と振り返った。
厳しい結果について日本将棋連盟会長の谷川浩司九段は「強力な布陣をそろえたのに団体戦負け越しは残念。4局の中では第1局の『習甦(しゅうそ)』の中終盤の手厚い指し回しに驚かされた。コンピューターの強さを改めて真摯(しんし)に受け止めたい」と語った。
一方、ソフトを開発した一丸さんは「最後は(持ち)駒が少ないので大丈夫かなと思った。森下九段の指し回しは正統派で、今後の参考にしたい。団体戦で勝てたことは良かったと思います」と遠慮がちな笑顔で話した。
最終第5局は12日、東京・将棋会館で屋敷伸之九段(42)が「ponanza」と対戦する。【山村英樹】
================引用終了
電王戦 将棋ソフトが勝ち越し
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