もう少しちゃんと書いてもらえないか──この写真もアンマリ

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
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日本語アレコレの索引(日々増殖中)【11】
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mixi日記2014年08月04日から

 私事のバタバタのなか、マイミクの日記で読んでなんか情けない気持ちになる。
 マイミクの日記は、「コース2万2000円~」は「決して安い店ではない」のレベルではない……という趣旨だった。それはたしかにそうだろう。
 飲食店の紹介記事をいろいろ書いてきた身としては、反省しつつ頭を下げるしかない。こういう何も考えていない書き方をしたことなどはない、とは〝決して言えない〟。
「コース2万2000円~」の設定をどう形容すればいいのかは一概には言えない。「決して気軽に楽しめる価格ではない」くらい書いてしまうかも。おそらく正解は、「高い」か「安い」かにはふれないこと。それは個人の価値観であって、「適正」と感じる客が利用すればいい、と考えるべき。さらりと金額だけを書くしかないだろうな。あえて書くなら、「気軽に楽しめる価格ではないが、間違いなくそれだけの価値がある」くらいだろうか。

 で、情けない気持ちになったのは、この紹介ではあまりにも店に失礼ではないか、って気がしたから。
 ライターに同情する気持ちもある。
 こういう値段設定の店の紹介記事はかなりむずかしい。これだけの長さの店の紹介記事を書くのはむずかしい。「熟成刺身」なんて微妙な食材について書くのはむずかしい……逃げ方を知っているベテランに依頼しないと、悲惨なことになる。

 当方がまず異和感をもったのは、料理写真。
「コース2万2000円~」のなかでも看板とも言える刺身(和食の店なら「お造り」だろうか)がコレですか……?

 それはおくとして、そもそも「魚は鮮度が命か否か」って大命題がある。
 結論を先に書くと、種類によって違う、ってことになるだろう。
 貝類や甲殻類は鮮度が命だろう。
 烏賊・蛸はどうなんだろう。烏賊に関しては、新鮮なものは美しい透明感に圧倒される。
 小型の青魚は鮮度が命だろう。
 鮪あたりは獲ってすぐに血抜きをして冷凍するはず。でも、実は熟成させたほうが旨味は強くなることは、『美味しんぼ』あたりが広めた。
 非常におおざっぱな書き方だが、大きな魚ほど、熟成させたほうが旨味が強くなる傾向があるはず。
 今回テーマにしている白身の魚の場合も、大型のものほど熟成させたほうが旨味は強くなるはず。ただこれも好き好きで、歯ごたえを楽しむなら新鮮なもので、旨味を楽しむなら熟成したもの、って感じになるはず。
 そういったことを、一般論と主人の思想を踏まえてどこまで書くのかは、ものすごく微妙な話になる。難行だって。
 もうひとつ大きな異和感を覚えたのは、「熟成刺身」を紹介する記事なのか「小熊」って店を紹介する記事なのかが不明な点。そこがブレブレだから、読んでいて気持ちが悪い。

 そういう話を別にして記事を読んでも、細かい点が気になって暗い気持ちになる。

>まずは36日間熟成させた本アラをいただく。食べた瞬間、凝縮した味と香りにビックリ! 旨味が濃厚で、香りも強い。それでいてクセや臭いは一切ない。魚本来の旨味だけが、とことん強いのだ。歯ごたえはねっとりムチムチとして、それもまたたまらない。食べ終えた後は、なんとも心地よい余韻が口の中に残る。何もつけずに食べても十分うまいが、主人オススメの塩昆布を合わせたら、さらにコクがアップした。日本酒が飲みたくなる美味しさだ。

「食べた瞬間、凝縮した味と香りにビックリ!」……こういう特別な食材に対して「ビックリ」はあんまりじゃないかな。しかもね。「凝縮した味と香り」って、本当に実感してる?
 味が「凝縮される」ことはあっても、香りが「凝縮される」ものかな。次に続く文章が「旨味が濃厚で、香りも強い」って、同じことを繰り返しているだけでしょ。
「それでいてクセや臭いは一切ない」……ありがちな言葉だけどさ。「クセ」がなかったら、「濃厚な旨味」にはならないと思う。食べものに「臭い」って言葉を使いますか。魚で「臭い」があって許されるのは、くさやとか鮒寿司とか、ごく限られたものでは。
「ねっとり」した歯ごたえはそのとおりだと思う。「ムチムチ」って食べものに使えるのかな。「モチモチ」ならアリだとしても、熟成させた刺身には……。

 こういう書き出しだと、文中でもいろいろ細かい点が気になる。
「せっかくなら他であまり食べる機会のない魚を食べてもらいたい」……それじゃ比較ができないから、熟成刺身の本領が発揮できないのでは?
「鮮度のいいものを切って、わさび醤油で食べるだけ」……それはアンマリ。だからこそ、目利きが大事なんだし、温度管理や包丁技ひとつで味が天と地ほどかわるとか(当方の舌ではわかりませんが)。

「デートにも接待にも使い勝手がいい」……何を根拠に。若い人のデートにはハードルが高いと思うな。接待の話はどうでもいいよ。一般人なら記念日の利用かな。そういうことを書くのは値段設定を書いてからにしようよ。
「創意工夫と技が光るものばかり」「美味しさにとことんこだわった和食」……店のことを紹介するつもりなら、もう少し具体的に書くべき。こういう中途半端な褒め言葉は、空虚なだけでほとんど無意味。たとえば、この日のメニューをざっと紹介するだけでもいい。

 で、最初にあげた文章が結び。

>コース2万2000円~と、決して安い店ではないが、小岩さんの優しい人柄やくつろげる雰囲気のおかげで店の敷居は高くない。熟成刺身が気になった人はもちろん、美味しさにとことんこだわった和食が食べたい人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。

 その値段設定で、「(主人の)優しい人柄やくつろげる雰囲気」を売りにするのはおかしくないか。「敷居は高くない」もまだ「誤用」だと思う。

 難度が高い取材対象とは思うが、もう少しなんとかなりませんか。 


【ネタ元】Excite Bit コネタ
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1406545477242.html
================引用開始
刺身は鮮度が命じゃなかった!? 絶品「熟成刺身」を食べてきた

Excite Bit コネタ 2014年7月31日 08時10分
ライター情報:古屋江美子


これが熟成刺身だ! 右は36日間熟成させた佐渡ケ島産の熟成本アラの刺身。左は10日間熟成させたイサキ
[拡大写真]

刺身は鮮度が命! というイメージがあるが、実はそうでもないらしい。ある程度寝かせた方が旨味はぐっと増すという説があるのだ。魚の熟成刺身をメニューに出す店もあるという。

最近は、しばらく寝かせた「熟成肉」がブームになっているが、生で食べる刺身まで熟成できるとは驚き! 一体、どんな味なのか? 実際に「魚の熟成刺身」を提供している東京・銀座の和食店「小熊」を訪ね、主人の小岩浩高さんに話を聞いてきた。

何はさておき、とりあえず試食させてもらうことに。この日出してくれたのは、36日間(!)熟成させた本アラと、10日間寝かせたイサキの熟成刺身の2種盛りだ。

まずは36日間熟成させた本アラをいただく。食べた瞬間、凝縮した味と香りにビックリ! 旨味が濃厚で、香りも強い。それでいてクセや臭いは一切ない。魚本来の旨味だけが、とことん強いのだ。歯ごたえはねっとりムチムチとして、それもまたたまらない。食べ終えた後は、なんとも心地よい余韻が口の中に残る。何もつけずに食べても十分うまいが、主人オススメの塩昆布を合わせたら、さらにコクがアップした。日本酒が飲みたくなる美味しさだ。

続いて、10日間熟成させたイサキ。こちらはわさび醤油で食べる。さきほどの本アラより熟成度は軽いものの、普通の刺身と比べれば味の差は歴然。あっさりしているはずのイサキが、こんなに濃厚な味わいに化けるとは……。人によって好みはあるだろうが、個人的には刺身は熟成させたほうが断然美味しいと感じた。今後、普通の刺身を食べても物足りなくなりそうで心配になったほどだ。

ただし、どんな魚でも熟成すれば美味しくなるというわけではない。熟成に向いているのは、おもに白身魚だが、同店では「せっかくなら他であまり食べる機会のない魚を食べてもらいたい」という小岩さんの思いから、素材を厳選している。今後はシラカワ(シロアマダイ)、冬にはクエなども使っていきたいそうだ。

熟成期間は魚の種類や状態によって違い、これまでに最長で45日間寝かせたこともあるという。
「熟成の日数を最初に言うと驚かれてしまうので、ひとくち食べてもらってから伝えています」
と小岩さん。たしかに、知らずに聞いたらドキッとする長さかも!?

熟成方法そのものは非常にシンプルだ。魚をいい状態で仕入れたら、手当をして低温で寝かせ、香りと旨味が最高潮に達した絶妙なタイミングで出す。こう書くと簡単そうだが、実際は熟成のピークを見極めるのが至難の技。長年の経験と技術がなければできない。

小岩さんが熟成刺身を出すようになったのは、お客さんに“和食店の刺身はいらない”といわれたことがきっかけだったという。
「刺身はどこで食べても同じ、ということですよね。でも鮮度のいいものを切って、わさび醤油で食べるだけが刺身じゃない。だったら“料理”と呼べるものを作ろうと。ショックだった分、燃えました(笑)」
当時はカウンター7席のみのこぢんまりした店を営んでいたため、1匹の魚を使い切るのに時間がかかっていた。熟成は食材を長持ちさせるためにも、ちょうどよい技術だったのだ。その後、4年間もの試行錯誤を経て熟成刺身が完成。小岩さんは現在、活躍の場を「小熊」に移しているが、熟成刺身は同店でも提供している。

今年6月にオープンした「小熊」は、温かみのある内装が落ち着く本格和食の店だ。カウンター8席とテーブル席の個室3室があり、デートにも接待にも使い勝手がいい。料理はコースが基本で、熟成刺身は5品目あたりに出てくる。また、熟成刺身以外のメニューも、小岩さんの創意工夫と技が光るものばかり。なかには熟成刺身並みに珍しい「熟成黒毛和牛タン」もある。

コース2万2000円~と、決して安い店ではないが、小岩さんの優しい人柄やくつろげる雰囲気のおかげで店の敷居は高くない。熟成刺身が気になった人はもちろん、美味しさにとことんこだわった和食が食べたい人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。
(古屋江美子)
================引用終了

刺身は鮮度が命じゃなかった!? 絶品「熟成刺身」を食べてきた
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=58&from=diary&id=2989762


もう少しちゃんと書いてもらえないか──この写真もアンマリ〈2〉

http://1311racco.blog75.fc2.com/
 mixi日記の90%くらいはこっちにもバックアップを取っている。このブログはTwitterとfacebookにも連動しているので、新しいブログを書くとそっち経由でmixiの「つぶやき」にも表示される。
 mixi日記をアップして、数時間後にブログ→「つぶやき」の流れが標準的。この場合、コメントは「mixi日記」にいただく可能性が高い。
 ところが、いろいろイレギュラーな形がある。
1)ブログのアップが先になる(「つぶやき」にブログのリンクが上がる)
2)ブログ記事を編集して再アップする(↑とほぼ同じ感じになる)
3)単なる「つぶやき」の場合
 これじゃコメントを下さるほうも何がなんだかわからないだろう。(←オイ!)
 まぁ。「つぶやき」にコメントくださる場合は、念のため直近の日記をご確認くださればよいかと……あとは当方のほうで適当(「適切」の意味)に誘導します。
 mixiの「つぶやき」ってのちの検索のことをまったく考慮してない気がする。文字数の制限もなんとかしてほしい。
 長いコメントは、自分の日記にしてリンクを張るしかないのかも。

 で、今回「つぶやき」にいただいとコメントhttp://mixi.jp/home.pl?from=global#!/voice/5019671/20140807104403(つまりは↑の〈1〉にいたただいたってこと)をまとめる。
================引用開始
燃える闘魂 2014年8月7日 12:52

こんにちは。 ええと、未だに覚えられないのですが、このパターン(mixi から黒日記へのリンク)は、どっちにコメントするのがベターなんでしたっけ? さらに、何度やっても「あちら」には投稿が出来ないので、こちらに分割投稿します。
「マイミクの日記」お読みいただき、ありがとうございます。

> そもそも「魚は鮮度が命か否か」って大命題がある。
> 非常におおざっぱな書き方だが、大きな魚ほど、熟成させたほうが旨味が強くなる傾向があるはず。
どちらもとっても同感です。「魚」に限らず、鶏、豚、牛などで考えてもこの「原則」は当てはまる気がします。

> 若い人のデートにはハードルが高いと思うな。
そうそう。「どこの大金持ちカップルだよ!」と思いました。 全然若くない私も、「二人で5万円」の店を「デート」に使うケースを考えると、「まだ充分に近づいていない(つまり、まだヤラセてもらっていない)が、そろそろ、という予感がある、通常はチャンスが無いような関係とかレベルの若いコと、最後のひと押しでほぼこれでOKだろう」の場合に、風俗行ったと思えば5万でもまあまあか、というのがギリギリ想定できる、「まあそういう場合だったら絶対無いとは言えない」ような場面でしょうか。 しかし、清水の舞台から飛び降りてこんな店に連れて行ってしまったら「それから」がタイヘンです。

> 「敷居は高くない」もまだ「誤用」だと思う。
うん、うん。 これも書きたかったけど、長くなりすぎるので割愛しましたが、本当にそのとおりだと思います。
================引用終了

「二人で5万円」の店のデートに伴う下心に関してはムニャムニャムニャ。
〈何度やっても「あちら」には投稿が出来ない〉理由はよくわからない。ときどき不思議な現象が起きる(泣)。

 ↑の記事に関しては、著者がちょっとホニャララってことだと思う。ただ、「ライターに同情する気持ちもある」ことは繰り返しておきたい。
 ガイドブックだと、大衆店と高級店が同じような体裁で並ぶことがある。記事にそこそこのボリュームがあり、写真の点数があれば一目でわかるが、扱いが小さいとわかりにくいときがある。その場合は、できるだけ早く文章で高級店であることを明示しないと、妙な感じになることがある。
 ただね。「大衆店」と「高級店」では記事の書き方をかえるように、なんて指示を出しても、わからない人はわからない(泣)。

 で、「敷居が高い」に関して補足しておく。
1039)【このタイトルはないだろう──同級生 入籍 爆笑 圧倒的に不利 閑話休題 珠玉の大作 敷居が高い】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1912763224&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2866.html

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================引用開始
5.敷居が高いから、あのレストランは入ったことがない
正しくは:×敷居 → ○格式
解説:「敷居が高い」は、「不義理や面目ないことがわかり、その人の家に行きにくい」という意味です。つまり、自分になんらかの非がある場合に使う表現。なのに最近では、「自分には分不相応で手が届かない」という意味に誤解している人がほとんどです。
================引用終了
 この指摘も近年よく目にする。ただ「格式が高いから、あのレストランは入ったことがない」ってかなり不自然では。「バカ高いから、あのレストランは入ったことがない」ならアリ。こういう場合の前半部のバリエーションならかなりの数をあげられる自信がある(威張るとこじゃない!)。最近の言い回しだと「ハードルが高い」って便利なヤツがある。

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