引用のご作法26 「怖い」と「恐ろしい」 「怖い」と「恐い」
1)【「怖い」と「恐い」の違いが分かりません。】2013/10/26
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115508359
================引用開始
kaijin21_1さん 2013/10/2619:12:35
わかりやすい例を引用します。
****************
「草原で恐ろしい毒蛇にあい、怖かった」
「彼の恐ろしい考えを知って、怖くなった」
のように用いる。それぞれの「恐ろしい」「怖い」を入れ換えるのは不自然である。
「恐ろしい」は、「怖い」に比べて、より客観的に対象の危険性を表す。「怖い」は主観的な恐怖感を示す。
「草原で恐ろしい蛇にあって」も「怖い」とは感じない場合もあるわけである。
「恐ろしい」は、「日曜の行楽地は恐ろしいばかりの人出だ」「習慣とは恐ろしいものだ」のように、程度がはなはだしいとか、驚くほどだ、ということを示す場合もある。この場合、「怖い」とはふつう言わない。
「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となる。
*****************
goo辞書-提供元:「デジタル大辞泉」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/31382/m0u/
================引用終了
2)【怖いと恐いの違い】2014/6/16
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11130634906
================引用開始
kaijin21_1さん 2014/6/1610:41:04
「恐い」と「怖い」
「怖い」は、主観的な恐怖感、説明不能な嫌悪感などを表します。「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となります。
..例:「夜道が怖い」「あの人は怖い……変な霊が憑いてる」「肝試しは怖いから嫌だ」
「恐い」は、客観的に対象の危険性を示し、他人にもそのこわさがわかることをいいます。
..例:「戦争になるのが恐い」「強盗は恐い」
================引用終了
3)【恐い と 怖い の違いは何ですか?】kaijin21_1さん 2014/8/14
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13134121733/a336745800
辞書をパクるのはやめてほしい。
この質問は最近かなりの頻度で繰り返されている。1)では出典を出しているのに、なぜか2)のあたりになると出典がなくなる。これをオリジナルと主張する気なんだろうか。しかもWeb辞書『大辞泉』にのっているのは「怖い」と「恐ろしい」の違いなんだけど。「怖い」と「恐い」の違いの説明に使えるのかな。
素人さんのやることはコワい……はどっち?
この例だけ見ると、たいしたことない気もする。フツーの人がやるぶんには、とくに気にならないかも。でも常習的にやってる人だとさぁ。
ちなみに『大辞泉』の記述は下記。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/31382/m0u/
================引用開始
おそろし・い【恐ろしい】
[形][文]おそろ・し[シク]《動詞「恐る」の形容詞化》
1 危険を感じて、不安である。こわい。「―・い目にあう」「戦争になるのが―・い」「ほめるだけほめて後が―・い」
2 程度がはなはだしい。
㋐驚くほどすぐれている。はかりしれない。「―・く頭の回転が速い」「人の一念とは―・いものだ」
㋑驚きあきれるほどである。ひどい。「―・く寒い」「こんなことも知らないとは―・い」
[派生]おそろしがる[動ラ五(四)]おそろしげ[形動]おそろしさ[名]
[用法]おそろしい・[用法]こわい――「草原で恐ろしい毒蛇にあい、怖かった」「彼の恐ろしい考えを知って、怖くなった」のように用いる。それぞれの「恐ろしい」「怖い」を入れ換えるのは不自然である。◇「恐ろしい」は、「怖い」に比べて、より客観的に対象の危険性を表す。「怖い」は主観的な恐怖感を示す。「草原で恐ろしい蛇にあって」も「怖い」とは感じない場合もあるわけである。◇「恐ろしい」は、「日曜の行楽地は恐ろしいばかりの人出だ」「習慣とは恐ろしいものだ」のように、程度がはなはだしいとか、驚くほどだ、ということを示す場合もある。この場合、「怖い」とはふつう言わない。「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となる。
怖い(こわい) ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
================引用終了
「怖い」「恐い」に関しては下記参照。
突然ですが問題です【日本語編210】──いろいろな書き方〈4〉 怖い 恐い 辞書
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3146.html
以下は一部の抜粋(重言)。
詳しくは下記をご参照ください。
【表記の話17──「怖い」と「恐い」 資料編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934325144&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3151.html
==============引用開始
当方が読む限り、「怖い」と「恐い」の違いに関してちゃんとした典拠を示しているコメントは見当たらない。ほとんどが単なる主観(意見)。
個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐ろしい」をキッチリ使い分けるのは自由。読み手がどこまで理解できるのかはわからない。語感の鋭い人や『大辞泉』の「恐ろしい」の項が身についている人なら共感してくれるかもしれない。当方は共感しないけど……。
個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐い」をキッチリ使い分けるのも自由。でもほとんどの人は理解できないと思う。そういうのは書き手の自己満足でしかない。編集部に提出する原稿なら、問答無用で「怖い」にされる可能性もある。「恐い」は常用漢字音訓表外だから。一般には意味の違いはないと考えられているしね。
〈「怖い」が主観的で「恐ろしい」が客観的〉だとすると、そこから類推して〈「怖い」が主観的で「恐い」が客観的〉と言えるかもしれない。でも言えないかもしれない。そんなことは言葉の神様でないとわからない。当方は関知したくない。
ハッキリとはしない前提から類推して正しい答えが出るとは思えないけどね。
ところが、最近の質問サイトの「怖い」と「恐い」に対する回答の多くは、「類推」ですらなく、断定調で書いている。いったい何を根拠にしているのか教えてほしい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14115508359
================引用開始
kaijin21_1さん 2013/10/2619:12:35
わかりやすい例を引用します。
****************
「草原で恐ろしい毒蛇にあい、怖かった」
「彼の恐ろしい考えを知って、怖くなった」
のように用いる。それぞれの「恐ろしい」「怖い」を入れ換えるのは不自然である。
「恐ろしい」は、「怖い」に比べて、より客観的に対象の危険性を表す。「怖い」は主観的な恐怖感を示す。
「草原で恐ろしい蛇にあって」も「怖い」とは感じない場合もあるわけである。
「恐ろしい」は、「日曜の行楽地は恐ろしいばかりの人出だ」「習慣とは恐ろしいものだ」のように、程度がはなはだしいとか、驚くほどだ、ということを示す場合もある。この場合、「怖い」とはふつう言わない。
「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となる。
*****************
goo辞書-提供元:「デジタル大辞泉」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/31382/m0u/
================引用終了
2)【怖いと恐いの違い】2014/6/16
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11130634906
================引用開始
kaijin21_1さん 2014/6/1610:41:04
「恐い」と「怖い」
「怖い」は、主観的な恐怖感、説明不能な嫌悪感などを表します。「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となります。
..例:「夜道が怖い」「あの人は怖い……変な霊が憑いてる」「肝試しは怖いから嫌だ」
「恐い」は、客観的に対象の危険性を示し、他人にもそのこわさがわかることをいいます。
..例:「戦争になるのが恐い」「強盗は恐い」
================引用終了
3)【恐い と 怖い の違いは何ですか?】kaijin21_1さん 2014/8/14
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13134121733/a336745800
辞書をパクるのはやめてほしい。
この質問は最近かなりの頻度で繰り返されている。1)では出典を出しているのに、なぜか2)のあたりになると出典がなくなる。これをオリジナルと主張する気なんだろうか。しかもWeb辞書『大辞泉』にのっているのは「怖い」と「恐ろしい」の違いなんだけど。「怖い」と「恐い」の違いの説明に使えるのかな。
素人さんのやることはコワい……はどっち?
この例だけ見ると、たいしたことない気もする。フツーの人がやるぶんには、とくに気にならないかも。でも常習的にやってる人だとさぁ。
ちなみに『大辞泉』の記述は下記。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/31382/m0u/
================引用開始
おそろし・い【恐ろしい】
[形][文]おそろ・し[シク]《動詞「恐る」の形容詞化》
1 危険を感じて、不安である。こわい。「―・い目にあう」「戦争になるのが―・い」「ほめるだけほめて後が―・い」
2 程度がはなはだしい。
㋐驚くほどすぐれている。はかりしれない。「―・く頭の回転が速い」「人の一念とは―・いものだ」
㋑驚きあきれるほどである。ひどい。「―・く寒い」「こんなことも知らないとは―・い」
[派生]おそろしがる[動ラ五(四)]おそろしげ[形動]おそろしさ[名]
[用法]おそろしい・[用法]こわい――「草原で恐ろしい毒蛇にあい、怖かった」「彼の恐ろしい考えを知って、怖くなった」のように用いる。それぞれの「恐ろしい」「怖い」を入れ換えるのは不自然である。◇「恐ろしい」は、「怖い」に比べて、より客観的に対象の危険性を表す。「怖い」は主観的な恐怖感を示す。「草原で恐ろしい蛇にあって」も「怖い」とは感じない場合もあるわけである。◇「恐ろしい」は、「日曜の行楽地は恐ろしいばかりの人出だ」「習慣とは恐ろしいものだ」のように、程度がはなはだしいとか、驚くほどだ、ということを示す場合もある。この場合、「怖い」とはふつう言わない。「怖いほどの人出」と言えば、自分に危険が及びそうな、という主観的表現となる。
怖い(こわい) ⇒類語辞書で詳しい使い方を調べる
================引用終了
「怖い」「恐い」に関しては下記参照。
突然ですが問題です【日本語編210】──いろいろな書き方〈4〉 怖い 恐い 辞書
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3146.html
以下は一部の抜粋(重言)。
詳しくは下記をご参照ください。
【表記の話17──「怖い」と「恐い」 資料編】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1934325144&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3151.html
==============引用開始
当方が読む限り、「怖い」と「恐い」の違いに関してちゃんとした典拠を示しているコメントは見当たらない。ほとんどが単なる主観(意見)。
個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐ろしい」をキッチリ使い分けるのは自由。読み手がどこまで理解できるのかはわからない。語感の鋭い人や『大辞泉』の「恐ろしい」の項が身についている人なら共感してくれるかもしれない。当方は共感しないけど……。
個人的なこだわりがあって、「怖い」と「恐い」をキッチリ使い分けるのも自由。でもほとんどの人は理解できないと思う。そういうのは書き手の自己満足でしかない。編集部に提出する原稿なら、問答無用で「怖い」にされる可能性もある。「恐い」は常用漢字音訓表外だから。一般には意味の違いはないと考えられているしね。
〈「怖い」が主観的で「恐ろしい」が客観的〉だとすると、そこから類推して〈「怖い」が主観的で「恐い」が客観的〉と言えるかもしれない。でも言えないかもしれない。そんなことは言葉の神様でないとわからない。当方は関知したくない。
ハッキリとはしない前提から類推して正しい答えが出るとは思えないけどね。
ところが、最近の質問サイトの「怖い」と「恐い」に対する回答の多くは、「類推」ですらなく、断定調で書いている。いったい何を根拠にしているのか教えてほしい。
スポンサーサイト