「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け〈2〉

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年09月19日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=5019671&id=1932532996

 直接的には下記の続きだろうな。
123【「御社」と「貴社」の使い分け&「当社」と「弊社」の使い分け】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-996.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1403899806&owner_id=5019671

 まずトピに入れたコメントを回収する。
http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=211&community_id=222342&bbs_id=11795092
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
>会話であれば「御社(おんしゃ)」、書面であれば「貴社」が望ましいことは言うまでもありません。
 よく見聞しますが、何か典拠があれば教えていただけませんか。

 敬語の専門家は下記のように書いています。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824714512&owner_id=5019671
================引用開始
 なお「貴社」の意で「御社」と使う人がいますが、これは比較的新しい言い方で、一種の社会方言なのでしょう(私自身の語感では抵抗があります)。(P.65)
================引用終了
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=235&community_id=222342&bbs_id=11795092
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「御社」はかなり新しい言い方だと思います。「貴社」は話し言葉では望ましくないのでしょうか。
http://kotobank.jp/word/%E5%BE%A1%E7%A4%BE?dic=daijisen&oid=02669850
================引用開始
おん‐しゃ 【御社】
相手を敬って、その人が属する会社などをいう語。書き言葉では「貴社」を使うのが普通。→貴社
◆同音の言葉が多く紛らわしい「貴社」に代わり、主に話し言葉において使われ始めた。1990年代初めころからか。
================引用終了
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=238&community_id=222342&bbs_id=11795092
================引用開始
>今から42年前です。毎日のように来社する取引先の銀行、証券会社の営業担当者が皆、私の会社のことを「おんしゃ」と言っていました。
 それは貴重な記憶かも。当方の記憶でも、〈1990年代初めころから〉よりは古い気がします。
 一方で、面接のノウハウが広まりはじめた頃に「御社」が広まったという話もどこかで聞きました。この説が正しければ〈1990年代初めころから〉なのかもしれません。
 そうなると真相は……。

 下記のような話もあって。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1403899806&owner_id=5019671

 大学講師・作家、就職コンサルタントとして多くの講座や著書を持つ先生によると……。
>話し言葉では「御社」、書き言葉では「貴社」と使い分けるのが一般的
 ※「一般的」とまで言えるのかは疑問です。

>『帰社』と聞き違えることがあるので、面接や電話応対など話し言葉では『御社』を使います
 ※どういう文脈なんでしょうね。少なくとも面接で「帰社」が出てくるとは思えません。

>『貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます』という定型文が使われることが多い
 これはそうかもしれません。当方はこの場合「貴社」を省略していたかもしれません。誤用ですかね。

>一般的には、話すときに「弊社」、書くときに「当社」と使い分けることが多い
 この先生は「当社」を謙譲語と考えているようです。
 このあたりで真剣に読む気が失せました。
 当方の感覚だと、「弊社」は書き言葉でも話し言葉でもOK。「小社」だと書き言葉的な感じです。
================引用終了


 例によって例のごとくのコラム。今回は「123」のときよりずっとまとも。そりゃ先生が2人もついてるんだから。基本的にはまともなことを書いていると思うが、細かい点で気になることがチラホラ。主として書き手の責任だと思う。
 そもそも〈意外と知らない、「貴社」と「御社」の正しい使い方〉ってタイトルが……。
「意外〝と〟」ですか。まあ、いいか。
「意外と知らない」ではなく「意外と知られていない」って気がする。かなり語呂は悪いけど。
 その読点必要?
「正しい使い方」と書いたんなら、「正しい」使い方を書いてください。こういうのは羊頭狗肉では。
 この内容にふさわしいタイトルをつけるとしたら……〈意外にむずかしい「貴」と「御」の使い分け〉くらいかな。

>人を敬う気持ちの表現として、人の名前には「様」や「先生」を、また社名には「御中」をつけます。これらのことを総称して「敬称」と言います。
 この書き出しも×だろう。「社名」は「人」にはつけません。しかもね。「御中」は宛名書きの話じゃないかな。なんでここだけ。
 趣旨をかえずに書きかえるとすると、下記くらいかな。
〈相手を敬う気持ちの表現として、人の名前には「様」や「さん」をつけます。「先生」などをつけることもあります。これらのことを総称して「敬称」と言います。会社が相手の場合は、「貴社」や「御社」になります〉
「尊称」の話は出さないほうがいいと思う。「敬称」と「尊称」がどう違うのかは、かなり微妙な話になる。

>これらは、企業のみならず、団体・協会・組織に対しても使用され、昨今は、団体や組織によって尊称を変えることがあります
「昨今」なんだろうか。これもちゃんと書くとメンドーな話になりそう。
〈団体・協会・組織などの場合は、微妙にかわってきます〉くらいだろうか。

>「貴社」(きしゃ)の読み方は「帰社」をはじめ「記者」や「汽車」などの同音異義語が多いため、話し言葉には向いていません。従って、「貴社」は文章における書き言葉で使用し、「御社」は話し言葉で使用するという使い分けを行うのが一般的になっています。
〈「貴社」(きしゃ)の読み方〉ですか。フツーに〈「貴社」は「帰社」をはじめ「記者」や「汽車」などの同音異義語が多い〉ではダメ? 先に書いたように、面接の場で「キシャ」と言ったら「貴社」しかないのでは。
 まあ、慣習的に〈「貴社」は文章における書き言葉で使用し、「御社」は話し言葉で使用するという使い分けを行う〉風潮があるらしいことまで否定する気はない。ちゃんと根拠を示している人は見たことがないけど。
 ところで、「文章以外の書き言葉」ってあるの?

>そこで、大切なポイントは、その文章や会話の中で使用する言葉を統一すること
 ですか。要は、統一されていればどちらでもいいってことですよね。
 それより「ご教授いただけますでしょうか」のほうをなんとかしてほしい。
「御社戦略を理解できました」って面接で使ったら傲慢だろう。

>「迷いやすい尊称パターン」
 グタグタ書いているけど、「御社」は例外で〈基本的には「貴」〉で済むのでは。
「御校」は微妙。「貴校」のほうが無難だと思うよ。
 さらに言えば、迷うんなら「(固有名詞)さん」が実戦的なんだけど、面接には向かないか。

>「貴庫」「貴所」
「貴庫」はさすがにナシだろう。「貴信用金庫」かな。これも法人なんだから「貴社」「御社」でよいのでは。
 税務署は「貴署」だろう。「貴所」になるのは保健所など。ただ、面接でそんなことを言う機会があるのかは不明だけど。

>協会に対する敬称は「貴法人」「貴協会」。
>財団法人〇〇協会であれば「貴法人」「貴協会」どちらでも問題ありません。
 何を書いているのか不明。
 おそらく、
「協会に対する敬称(尊称とどう使い分けているのか教えてほしい)は貴協会」
「財団法人〇〇協会であれば~」
 と書きたかったのでは。


【ネタ元】フレッシャーズ
http://student.mynavi.jp/freshers/column/2014/09/14091719.html
================引用開始
意外と知らない、「貴社」と「御社」の正しい使い方

仕事・アルバイト 2014年9月17日(水)

面接や履歴書・エントリーシート・お礼状など、就活では正しい敬語を使えることが当然のマナーです。よく使うにもかかわらず、意外とまちがえやすいのが「貴社」と「御社」。面接時に、どちらを使うか迷ってパニックに......。なんてことにならないように、正しい使い方をマナー講師の小藤弓先生に教えてもらいました。

■そもそも「貴社」や「御社」って何?

人を敬う気持ちの表現として、人の名前には「様」や「先生」を、また社名には「御中」をつけます。これらのことを総称して「敬称」と言います。また、「あなたの会社」と伝えるときには、その会社に対する敬意として、「貴社」や「御社」を使用します。これは、尊敬の気持ちをもって表現する「尊称」とも言われ、社会人であれば知っておくべき言葉です。これらは、企業のみならず、団体・協会・組織に対しても使用され、昨今は、団体や組織によって尊称を変えることがあります。

■「貴社」は文章向き、「御社」は会話向きの言葉

「貴社」(きしゃ)の読み方は「帰社」をはじめ「記者」や「汽車」などの同音異義語が多いため、話し言葉には向いていません。従って、「貴社」は文章における書き言葉で使用し、「御社」は話し言葉で使用するという使い分けを行うのが一般的になっています。
しかしながら、『貴社』と『御社』のどちらを使用してもまちがいではありません。そこで、大切なポイントは、その文章や会話の中で使用する言葉を統一することです。
例えば、面接中に「貴社の海外進出についてご教授いただけますでしょうか」と質問をしたのちに、「御社戦略を理解できました」というように、2つの言い方を混在させるのは避けましょう。

■覚えておきたい「迷いやすい尊称パターン」

この他、下記の尊称例も、覚えておきましょう。

店舗に対する尊称は「貴店」。
株式会社〇〇スーパー 〇支店であれば「貴社」「御社」でも問題はありません。しかし、個人商店の場合は「貴店」が望ましいでしょう。

学校に対する敬称は「御校」「貴校」。
〇〇学園のような場合は「貴学園」、大学の場合は「貴大学」「貴学」が良いでしょう。

官公庁に対する敬称は「貴省」「貴庁」「貴所」。
〇〇省(例:厚生労働省)であれば「貴省」
〇〇庁(例:国税庁)であれば「貴庁」
〇〇所(例:税務署)であれば「貴所」を使用します。

銀行に対する敬称は「貴行」。
株式会社〇〇銀行であれば「御社」「貴社」でも問題はありません。
〇〇信用金庫であれば「貴庫」を使う場合もあります。

協会に対する敬称は「貴法人」「貴協会」。
財団法人〇〇協会であれば「貴法人」「貴協会」どちらでも問題ありません。


上記をしっかり理解しておけば、いざというときも迷うことはありません。相手に対する敬意と尊重の気持ちを忘れずに、上手に使い分けましょう。

小藤弓先生プロフィール
マナー講師。2011年3月11日の震災をきっかけに、マナーコンサルタントの西出ひろ子に師事し、マナー講師として独立。仙台を拠点に、就職マナーや企業でのビジネスマナーなど幅広く活躍中。
公式ホームページ http://www.dailymanner.jp


監修●西出ひろ子先生プロフィール
マナーコンサルタント。21歳のときにマナー講師を目指し夢と志を実現させているマナー界のカリスマ。『ソロモン流』(テレビ東京)でも賢人として紹介された。フレッシャーズ「西出ひろ子のフレッシャーズのためのビジネスマナー辞典」(http://student.mynavi.jp/freshers/manner/nishide/)でも執筆中。公式ホームページ http://www.hirokorose.co.jp
================引用終了

意外と知らない、「貴社」と「御社」の正しい使い方
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=121&from=diary&id=3056781

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