伝言板【板外編1】「~たり」の使い方〈3〉

 これもアップし忘れ?

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【13】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1929935424&owner_id=5019671

mixi日記2014年10月15日から

 下記の続き。
伝言板【板外編1】「~たり」の使い方〈1〉〈2〉
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-278.html

 FBにコメントをもらい、可愛く小首を傾げてしまった。
 初心に返って、辞書をひくところから始めたい。
 いただいたコメントにあったのは『三省堂国語辞典 第七版(サンコク7)』(ヒーロー戦隊みたいでカッコいい、以後カッコいいほうで呼ぶ(笑)。さらにWeb辞書をひいて、この段階で目眩を感じて挫折しそうになる。
 コメントと辞書の引用の全文は末尾に。
 以下、〈1〉〈2〉の書き方に準じて書く。「~たり」の使い方は2つに大別できる。
1)動作などを並列させていることを示す
2)ひとつの動作などを示すことで、同様のことを暗示する
 このほかに〈3)よくわからない用法〉があるってこと。

 ここまではよしとしたい。ただ、辞書を見比べると、1)や2)の品詞が微妙に違う。
 1)に関して。
『サンコク7』『大辞泉』……接助
『大辞林』…… 並立助

 2)に関して。
『サンコク7』……副助① ※だと思う
『大辞林』…… 並立助②(副助詞的用法)
『大辞泉』……接助2(副助詞的に用いられ) ※だと思う

 どれが正解なんでしょ(泣)。当方としては、何助詞でも構わない。腐女子はちょっとイヤだけど。
 1)は並列助詞(並立助詞とほぼ同義だと思う)と考えていた。そのほうがほかのケースを考えるときにわかりやすいから。
1181)【バイト敬語/若者言葉──「~とか」の話】〈2〉──並列助詞の迷宮
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3027.html

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1927524020&owner_id=5019671
 おおざっぱに書くと、2)は1)の一方を省略したものと考えれば「並列助詞」。そう考えないのなら「副助詞」なんだろう。『サンコク7』の書き方だと、どれになるのかイマイチわからない。この際どちらでもいいことにする。

『大辞林』と『大辞泉』にある「終助詞的用法」(ただし、『大辞林』は並立助詞にしていて、『大辞泉』は接続助詞にしている)は、当方の語感にはないので無視する。

 問題は3)の用法。
 いろいろ分類を試み〝たり〟したけど、スッキリしない。
 分厚い文法辞典をひけば、さらに亜種が出て来る気がする。こういうのは「~など、いろいろな用法がある」とでもしておかないと収拾がつかなくなる。
 という感じで逃げ〝たり〟する。(←オイ!)



 いただいたコメントを引用する。FBのコメントって、単独のリンクは張れないのかね。
==============引用開始
ほほー、タリ問題おもしろいですね。ちなみに三省堂国語辞典 第七版(サンコク7)では以下のとおり。
>>
【たり】三省堂国語辞典 第七版
[二](接助)ならべて のべるときに使う。「煮(ニ)―焼い―して食べる」
[三](副助)①例として あげることをあらわす。「テレビを見―して過ごす」
②そういう場合があることをあらわす。「週末は道路が こんでい―する」
③そういうことは いけない、という気持ちをあらわす。「なぜ うそをつい―したの?」
④〔話〕えんりょがちに言う気持ちをあらわす。「きょう、ひまだっ―します?・わたし、じつは成績がよかっ―するんです」
<<

「たりして」は連語扱いになってますね。
>>
3. 〔話〕…というのはじょうだんだ、という気持ちをあらわす。
「このまま そっと帰っちゃったりして」
<<
9月27日 22:05
==============引用終了

 今度はWeb辞書をひく。
http://dictionary.nifty.com/word/%E3%81%9F%E3%82%8A?dic=daijirin
==============引用開始
大辞林 第三版の解説

たり
( 並立助 )
〔完了の助動詞「たり」の終止形「たり」から。中世末期以降の語〕
活用語の連用形に接続する。ガ・ナ・バ・マ行五(四)段活用の動詞に付く場合には「だり」となる。
①並行する,あるいは継起する同類の動作や状態を並べあげるのに用いる。普通,「…たり…たり」のように,「たり」を二つ重ねて用いる(時に,末尾の「たり」のあとに「など」を添えていうこともある)。 「人が出-入っ-している」 「本を読ん-((だり))手紙を書い-するひまもない」 「大きかっ-小さかっ-などして,なかなかからだに合うのがない」
②(副助詞的用法)一つの動作や状態を例としてあげ,他に同類の事柄がなおあることを暗示する。 「あの子は,親にたてつい-して,ほんとうに困ったものだ」 「わたしが人をだまし-などするものですか」
③(終助詞的用法)同じ動作を「…たり…たり」と繰り返してあげ,命令や勧誘の意を表す。 「さあ,早く起き-起き-」 「そこに居てはじゃまだ。どい-どい-」
==============引用終了
デジタル大辞泉の解説

たり【たり】

[接助]《文語の完了の助動詞「たり」から》用言、一部の助動詞の連用形に付く。ガ・ナ・バ・マ行の五段活用動詞に付く場合は「だり」となる。

ア 動作や状態を並列して述べる。「泣い―笑っ―する」「とんだり跳ね―する」
イ 反対の意味の語を二つ並べて、その動作・状態が交互に行われることを表す。「暑かっ―寒かっ―の異常な陽気」「足を上げ―下げ―する運動」
2 (副助詞的に用いられ)同種の事柄の中からある動作・状態を例示して、他の場合を類推させる意を表す。「車にひかれ―したらたいへんだ」
3 (終助詞的に用いられ)軽い命令の意を表す。「早く行っ―、行っ―」
◆「たり」は中世以降、文語的な「…ぬ…ぬ」に対し口語として動詞の連用形だけに付く形で用いられた。1は、並立助詞として扱われる場合もあるが、近世後期からはあとのほうを省略して「…たり…」の形をとる場合もみられる。
==============引用終了


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