ネット上の著作権について6
下記の仲間です。
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671
mixi日記2015年01月09日から
昔は情報を発信するのはごく一部の人だった。そういう人は程度の差はあっても著作権のことを知っていた。
そうでなくても、出版物なら編集者がチェックをするし、電波が媒体ならしかるべきチェック機能がある。
ところが個人がインターネットで発信する場合はほぼ野放しなので、想定外のことがいろいろ起きる。
バカな事態について具体的に見る前に、もう少しだけ寄り道をする。
.
先日下記のPostをShareした。
https://www.tsu.co/kuroracco/25547177
Post主はIchiro Gushi氏。
@gushijiro
これはこれでユニークな意見だと思う。
当方の感覚も、ちょっと近いところがある。
だが、厳密に考えれば、やはり著作侵害はアウト。
.
mixiのコミュで下記のサイトを教えてもらった。
http://aminamura.blog.fc2.com/blog-entry-113.html
これに対するコメントに若干加筆する。
==============引用開始
大きなポイントになるのは商用か否かだろう。
「著作権フリー」をうたう素材も、商用か否かで区別しているものが多い気がする。
そうなると、通常のブログはOK(のはず)だろう。
よくわからない広告をペタペタ張っているブログがどうなるのかは知りません。
リンク先のブログの「埋込コードをブログに貼ることは、著作権侵害ではありません」という解釈は楽天的すぎる気がする。
現段階では法律が現状に追いついていないだけでは。現状は取り締まる法律がないのですから。新しい媒体などが登場すると、法律はいつでも後手に回る。こんな状態が続けば、間違いなく規制が強くなる。
「そもそも著作権侵害事件に関しては、親告罪であることもあり」もどうなんだろう。
単なる「言い逃れ」という考え方もできる気がする。
そんなことを言えば、ネット上の著作権侵害のほとんどは問題にならない。あくまでも、現段階では。
==============引用終了
問題はtsūが商用か否か。
ここが他のSNSと大きく違う。
たとえ小銭レベルでも「稼いでいる」のなら限りなくクロに近いだろう。
.
ありえない具体例をひとつだけ。
mixのトピで、〈「なので」で始まる文〉に関して質問した人がいた。質問文の最後に下記のように書いていた。
==============引用開始
■参考文■
本来「なので」は断定の助動詞「だ」の連体形「な」+理由や原因を表す接続助詞「ので」
によって構成されるため、他の言葉と結びつく言葉です。
独立した接続詞でありません。ですから、文頭に「なので」を用いて文章を始めるのは、文法的に間違いです。
==============引用終了
この「参考文」とは下記のブログの冒頭近くを丸写ししている。
【日本語研究室】
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/labo/lab_012/body.html
当方は「原典を書かずにあのように引用するのは、厳密に言うと著作権の侵害になるはずです 」と指摘した。ずいぶんやさしい書き方をしている。
それなのに、引用者は「失礼な方ですね」逆ギレした。
「私はあくまでも参考にしたまでです」とおっしゃる。ブログの最後に「参考になりましたでしょうか」とあるじゃないか、と。
……何を言いたいのかわかりません。
世間ではそれを「著作権侵害」と言うんだけどね。
あとは何を言っても通じないので、相手をするのをやめた。
トピではそのあとにいろいろな意見が出た。
他者の文章を引用する際には出所を明示する必要があることは、議論の余地がない。具体的には「著作権法第48条」などが根拠になるらしい。
仮に「著作権侵害」でなかったとしても、問題がある。
1)道義的に見ても、原典を示さないのは×
2)信頼度の面でも、原典を示さないのは×
これがフツーの考え方だろう。
ところが世の中にはいろいろな考え方があるらしい。
ヒトサマの文章をパクって、自分の手柄にしたいのだろうか。
(つづく)
.
ちなみに、〈「なので」で始まる文〉は、〈「なので」の接続詞的用法〉ってことだろう。
昔なら問答無用で×だった。近年は間違いとは言い切れないようです。
詳しくは下記をご参照ください。
【「だから」「なので」の違い【1】~【7】 「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1680.html
長い話なので、要点だけ。
「だから」と「なので」の違い 【3】から
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
困ったことになってしまった。
下記のコメントを見るに、「なので」を接続詞として認めている辞書があるらしい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1394972308
==============引用開始
辞書によっては、接続詞「なので」が載っているものもあります。
三省堂国語辞典や、新明解国語辞典などです。
すでに、若者言葉としてしりぞけてしまうことができないほど一般化している、
という辞書編集部の判断でしょう。
==============引用終了
そうなると、「なので」の接続詞的用法を誤用とする根拠がなくなってしまう。グレーゾーン突入ということだろう。
稼げるSNSとして話題の
tsūへの登録を希望のかたは下記へ。
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11961303726.html
【出版とネットをめぐるあれこれ】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-468.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1234202257&owner_id=5019671
mixi日記2015年01月09日から
昔は情報を発信するのはごく一部の人だった。そういう人は程度の差はあっても著作権のことを知っていた。
そうでなくても、出版物なら編集者がチェックをするし、電波が媒体ならしかるべきチェック機能がある。
ところが個人がインターネットで発信する場合はほぼ野放しなので、想定外のことがいろいろ起きる。
バカな事態について具体的に見る前に、もう少しだけ寄り道をする。
.
先日下記のPostをShareした。
https://www.tsu.co/kuroracco/25547177
Post主はIchiro Gushi氏。
@gushijiro
これはこれでユニークな意見だと思う。
当方の感覚も、ちょっと近いところがある。
だが、厳密に考えれば、やはり著作侵害はアウト。
.
mixiのコミュで下記のサイトを教えてもらった。
http://aminamura.blog.fc2.com/blog-entry-113.html
これに対するコメントに若干加筆する。
==============引用開始
大きなポイントになるのは商用か否かだろう。
「著作権フリー」をうたう素材も、商用か否かで区別しているものが多い気がする。
そうなると、通常のブログはOK(のはず)だろう。
よくわからない広告をペタペタ張っているブログがどうなるのかは知りません。
リンク先のブログの「埋込コードをブログに貼ることは、著作権侵害ではありません」という解釈は楽天的すぎる気がする。
現段階では法律が現状に追いついていないだけでは。現状は取り締まる法律がないのですから。新しい媒体などが登場すると、法律はいつでも後手に回る。こんな状態が続けば、間違いなく規制が強くなる。
「そもそも著作権侵害事件に関しては、親告罪であることもあり」もどうなんだろう。
単なる「言い逃れ」という考え方もできる気がする。
そんなことを言えば、ネット上の著作権侵害のほとんどは問題にならない。あくまでも、現段階では。
==============引用終了
問題はtsūが商用か否か。
ここが他のSNSと大きく違う。
たとえ小銭レベルでも「稼いでいる」のなら限りなくクロに近いだろう。
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ありえない具体例をひとつだけ。
mixのトピで、〈「なので」で始まる文〉に関して質問した人がいた。質問文の最後に下記のように書いていた。
==============引用開始
■参考文■
本来「なので」は断定の助動詞「だ」の連体形「な」+理由や原因を表す接続助詞「ので」
によって構成されるため、他の言葉と結びつく言葉です。
独立した接続詞でありません。ですから、文頭に「なので」を用いて文章を始めるのは、文法的に間違いです。
==============引用終了
この「参考文」とは下記のブログの冒頭近くを丸写ししている。
【日本語研究室】
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/nihongo/labo/lab_012/body.html
当方は「原典を書かずにあのように引用するのは、厳密に言うと著作権の侵害になるはずです 」と指摘した。ずいぶんやさしい書き方をしている。
それなのに、引用者は「失礼な方ですね」逆ギレした。
「私はあくまでも参考にしたまでです」とおっしゃる。ブログの最後に「参考になりましたでしょうか」とあるじゃないか、と。
……何を言いたいのかわかりません。
世間ではそれを「著作権侵害」と言うんだけどね。
あとは何を言っても通じないので、相手をするのをやめた。
トピではそのあとにいろいろな意見が出た。
他者の文章を引用する際には出所を明示する必要があることは、議論の余地がない。具体的には「著作権法第48条」などが根拠になるらしい。
仮に「著作権侵害」でなかったとしても、問題がある。
1)道義的に見ても、原典を示さないのは×
2)信頼度の面でも、原典を示さないのは×
これがフツーの考え方だろう。
ところが世の中にはいろいろな考え方があるらしい。
ヒトサマの文章をパクって、自分の手柄にしたいのだろうか。
(つづく)
.
ちなみに、〈「なので」で始まる文〉は、〈「なので」の接続詞的用法〉ってことだろう。
昔なら問答無用で×だった。近年は間違いとは言い切れないようです。
詳しくは下記をご参照ください。
【「だから」「なので」の違い【1】~【7】 「~から」「~ので」「~で」「で」「から」「ので」】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1680.html
長い話なので、要点だけ。
「だから」と「なので」の違い 【3】から
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困ったことになってしまった。
下記のコメントを見るに、「なので」を接続詞として認めている辞書があるらしい。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1394972308
==============引用開始
辞書によっては、接続詞「なので」が載っているものもあります。
三省堂国語辞典や、新明解国語辞典などです。
すでに、若者言葉としてしりぞけてしまうことができないほど一般化している、
という辞書編集部の判断でしょう。
==============引用終了
そうなると、「なので」の接続詞的用法を誤用とする根拠がなくなってしまう。グレーゾーン突入ということだろう。
稼げるSNSとして話題の
tsūへの登録を希望のかたは下記へ。
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11961303726.html
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