最近知ったこと5 なにげに/何気に/何げに さりげに 改訂版 辞書
【日本語アレコレ】
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
mixi日記2015年01月17日から
下記の改訂版です。
突然ですが問題です【日本語編139】──最近知ったこと5 なにげに/何気に/何げに さりげに
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1877180107&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2499.html
「なにげに」に関して、〈平成23年度「国語に関する世論調査」〉で取り上げている。
〈「なにげなくそうした」ということを,「なにげにそうした」と言う〉ことがある人は、28.9%で、ない人が70.3%だったらしい。ほんとかなぁ。もっと多いと思う。ちなみに平成15年度の調査では、23.5%と75.7%だから、約5ポイント「なにげに」と言う人がふえたことになる。ほんとかなぁ。当方が見聞する限りだと、もっと多いと思う。とくに若い世代には相当普及している。
【「言葉遣いに気を使っている人」が8割超……噓おっしゃい(失笑)】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1871850778&owner_id=5019671
【平成23年度「国語に関する世論調査」に対する疑問】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1873341727&owner_id=5019671
どんなに普及しても誤用は誤用、だと思う。しかし、事態はもっと進んでいるらしい。辞書が採用してしまったら、もうどうにもならない。
辞書の記述が2012年10月22日と微妙にかわっている。油断もスキもない(笑)。
【2012年10月22日】====引用開始
なにげ‐に【何気に】
《「何気ない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒何気ない[補説]
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E4%BD%95%E6%B0%97%E3%81%AB-589265#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
【2015年01月17日】====引用開始
デジタル大辞泉の解説
なにげ‐に【何気に】
《「なにげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》俗に、はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。→何気無い[補説]
==============引用終了
あとになって「俗」扱いすることがあるのね(笑)。
ちなみに「さりげに」はどうなっているか。
【2012年10月22日】====引用開始
さりげ‐に【▽然りげに】
《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒さりげない[補説]
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E7%84%B6%E3%82%8A%E3%81%92%E3%81%AB-512397#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
【2015年01月17日】====引用開始
デジタル大辞泉の解説
さりげ‐に【▽然りげに】
《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》俗に、何事もないように振る舞うさま。→さりげない[補説]
==============引用終了
セットで扱っている様子がうかがえる(笑)。そりゃそうだろう。ところが世間では「さりげに」への注目度が低いみたい。
以前ブログに追記したのが下記。
【何気に という言葉は存在しないのですか】2013/2/3
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14101363489
「存在するかしないか」という質問なら。「する」に決まっている。
今回、同様の質問があり、新たな事実が判明した。
【「なにげに」とは、取り留めもなくという意味でしょうか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11140732546
〈よくテレビやラジオのアナウンサーが「なにげに」という言葉を使われます〉……ホントなのか?
当方は幸い自分で聞いたことがないので、そういう不可解な思いはしたことがない。
回答は例によって……。
主観で語ると騙ることになるよ。
とんでもないCommentを発見した。
〈2001年に、小学館の「国語大辞典」(全13巻)に初めて載った言葉〉
焦り気味にリンク先へ飛ぶ。
【「なにげに」という言葉の意味】2002/05/30
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/281442.html
==============引用開始
少し前のNHK「新・日本人の質問」でちょうどこの言葉について
取り上げられていました。
「なにげに」はやはり「何気なく」の簡略化した言葉で
近来使用される頻度が増して来たことから
昨年完結した、小学館の「国語大辞典」(全13巻)で
初めて辞書に載ったとのことです。
ただし、文法的には正しくない俗語的な使い方だとは明記したとか。
私も自分では「なにげに」は嫌いなので使いませんが、
その辞書を編纂された方がTVでおっしゃるには
言語というのは時代と共に変わってゆくものだから
元々は正しくない言葉であっても、世間一般で使用されるものなら
辞書には載るようになるだろう、みたいな話でした。
でもまだ「広辞苑」などには載って欲しくないですね。
==============引用終了
いろいろツッコミどころが多い。
大前提として〈小学館の「国語大辞典」(全13巻)〉って何?
常識的に考えれば『日本国語大辞典』のことだろう。
2001年の段階で『日本国語大辞典』が掲載してますか。一応「俗語的な使い方だとは明記」してましたか。
じゃあ、【2012年10月22日】の段階の『大辞泉』の記述は何?
当方の認識だと、両者の版元は同じ。辞書としての格には相当開きがある。
それでも、11年の間に「俗」でなくなることは、是非は別として十分考えられる。それが数年後に再び「俗」に戻る(笑)。
しっかり仕事しようよ(黒笑)。
あれ? この記述は前からあったかな。
2とおりの解釈をしているこれが、一番正確かも。
なぜか「さりげに」の項はない。
【日本語俗語辞書】
http://zokugo-dict.com/21na/nanigeni.htm
==============引用開始
何気に
何気にとは、何となく、さりげなく及び、実は、本当はといった形容動詞。
【年代】 1986年 【種類】 若者言葉
『あーた』の解説・使用例
[1] 何気にとは「何気なく」「何となく」「さりげなく」といった意味で1980年代中頃、若者に使われた言葉である。
[2] 何気にとは「本当は」「実は」といった意味で使用する若者言葉である。
何気にの使用例
何気に出かけたら、アイツにばったり会ったんだ [1]
お前、成績もいいし、インターハイにも出て何気にスゴイよな [2]
アソコ、こないだも弟が恐喝にあってるし、何気にヤバいんだって [1&2]
==============引用終了
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mixi日記2015年01月17日から
下記の改訂版です。
突然ですが問題です【日本語編139】──最近知ったこと5 なにげに/何気に/何げに さりげに
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1877180107&owner_id=5019671
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2499.html
「なにげに」に関して、〈平成23年度「国語に関する世論調査」〉で取り上げている。
〈「なにげなくそうした」ということを,「なにげにそうした」と言う〉ことがある人は、28.9%で、ない人が70.3%だったらしい。ほんとかなぁ。もっと多いと思う。ちなみに平成15年度の調査では、23.5%と75.7%だから、約5ポイント「なにげに」と言う人がふえたことになる。ほんとかなぁ。当方が見聞する限りだと、もっと多いと思う。とくに若い世代には相当普及している。
【「言葉遣いに気を使っている人」が8割超……噓おっしゃい(失笑)】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1871850778&owner_id=5019671
【平成23年度「国語に関する世論調査」に対する疑問】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1873341727&owner_id=5019671
どんなに普及しても誤用は誤用、だと思う。しかし、事態はもっと進んでいるらしい。辞書が採用してしまったら、もうどうにもならない。
辞書の記述が2012年10月22日と微妙にかわっている。油断もスキもない(笑)。
【2012年10月22日】====引用開始
なにげ‐に【何気に】
《「何気ない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒何気ない[補説]
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E4%BD%95%E6%B0%97%E3%81%AB-589265#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
【2015年01月17日】====引用開始
デジタル大辞泉の解説
なにげ‐に【何気に】
《「なにげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》俗に、はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。→何気無い[補説]
==============引用終了
あとになって「俗」扱いすることがあるのね(笑)。
ちなみに「さりげに」はどうなっているか。
【2012年10月22日】====引用開始
さりげ‐に【▽然りげに】
《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》⇒さりげない[補説]
==============引用終了
https://kotobank.jp/word/%E7%84%B6%E3%82%8A%E3%81%92%E3%81%AB-512397#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89
【2015年01月17日】====引用開始
デジタル大辞泉の解説
さりげ‐に【▽然りげに】
《「さりげない」の「ない」を取り、形容動詞活用語尾「に」を付けて副詞化した語》俗に、何事もないように振る舞うさま。→さりげない[補説]
==============引用終了
セットで扱っている様子がうかがえる(笑)。そりゃそうだろう。ところが世間では「さりげに」への注目度が低いみたい。
以前ブログに追記したのが下記。
【何気に という言葉は存在しないのですか】2013/2/3
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14101363489
「存在するかしないか」という質問なら。「する」に決まっている。
今回、同様の質問があり、新たな事実が判明した。
【「なにげに」とは、取り留めもなくという意味でしょうか?】
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11140732546
〈よくテレビやラジオのアナウンサーが「なにげに」という言葉を使われます〉……ホントなのか?
当方は幸い自分で聞いたことがないので、そういう不可解な思いはしたことがない。
回答は例によって……。
主観で語ると騙ることになるよ。
とんでもないCommentを発見した。
〈2001年に、小学館の「国語大辞典」(全13巻)に初めて載った言葉〉
焦り気味にリンク先へ飛ぶ。
【「なにげに」という言葉の意味】2002/05/30
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/281442.html
==============引用開始
少し前のNHK「新・日本人の質問」でちょうどこの言葉について
取り上げられていました。
「なにげに」はやはり「何気なく」の簡略化した言葉で
近来使用される頻度が増して来たことから
昨年完結した、小学館の「国語大辞典」(全13巻)で
初めて辞書に載ったとのことです。
ただし、文法的には正しくない俗語的な使い方だとは明記したとか。
私も自分では「なにげに」は嫌いなので使いませんが、
その辞書を編纂された方がTVでおっしゃるには
言語というのは時代と共に変わってゆくものだから
元々は正しくない言葉であっても、世間一般で使用されるものなら
辞書には載るようになるだろう、みたいな話でした。
でもまだ「広辞苑」などには載って欲しくないですね。
==============引用終了
いろいろツッコミどころが多い。
大前提として〈小学館の「国語大辞典」(全13巻)〉って何?
常識的に考えれば『日本国語大辞典』のことだろう。
2001年の段階で『日本国語大辞典』が掲載してますか。一応「俗語的な使い方だとは明記」してましたか。
じゃあ、【2012年10月22日】の段階の『大辞泉』の記述は何?
当方の認識だと、両者の版元は同じ。辞書としての格には相当開きがある。
それでも、11年の間に「俗」でなくなることは、是非は別として十分考えられる。それが数年後に再び「俗」に戻る(笑)。
しっかり仕事しようよ(黒笑)。
あれ? この記述は前からあったかな。
2とおりの解釈をしているこれが、一番正確かも。
なぜか「さりげに」の項はない。
【日本語俗語辞書】
http://zokugo-dict.com/21na/nanigeni.htm
==============引用開始
何気に
何気にとは、何となく、さりげなく及び、実は、本当はといった形容動詞。
【年代】 1986年 【種類】 若者言葉
『あーた』の解説・使用例
[1] 何気にとは「何気なく」「何となく」「さりげなく」といった意味で1980年代中頃、若者に使われた言葉である。
[2] 何気にとは「本当は」「実は」といった意味で使用する若者言葉である。
何気にの使用例
何気に出かけたら、アイツにばったり会ったんだ [1]
お前、成績もいいし、インターハイにも出て何気にスゴイよな [2]
アソコ、こないだも弟が恐喝にあってるし、何気にヤバいんだって [1&2]
==============引用終了
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