イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B 高みの見物 教えて! goo
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
テーマサイトは下記。
【イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8949725.html
==============引用開始
イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方
「高みの見物」のような、「イ型形容詞の語幹+み+単語A」=単語Bの言い方はまだあるか?それは何か?
==============引用終了
新鮮〝み〟のある質問が少なくなったのに、気分の悪いことが多いので、そろそろ質問板の類いから足を洗おうかと考えている。そういうときにこういう面白〝み〟あふれる話が出てくると、つい考えてしまう。
質問の意図がちょっとわかりにくい。
「イ型形容詞の語幹+み」を使った慣用句ではなく、「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」を求めているのだろう。
ただ、当方の感覚だと「高みの見物」は慣用句ではあっても「単語」ではないような。
けっこう微妙な話を含む気がする。
●No.2に関して──「み」がついてしっくりくるもの自体が少ない
たしかに少ない。
「高み」が現代語として自然か否かという問題もある。
No.2の人は「○○みの△△」の形で考えている。当方も最初そう考えた。
●No.3に関して──途中省略?
「甘み処」「面白み不足」「厚み不足」あたりは、省略ではないだろう。
ただし「甘み処」は、どちらかと言うと「かんみどころ」が本線の気がする。
「○○み不足」でOKなら「○○みしだい」もアリだろう。
「この料金で送れるか否かは荷物の〈厚みしだい〉です」etc.……
ただし、このテの言い回しは「○○さ不足」「○○さしだい」のほうが自然なことが多い気がする。
●No.4に関して──いつもながら本格派
本格的な回答が出てきた。
〈「楽しみ」「悲しみ」「親しみ」などの語は、「楽しむ」「悲しむ」「親しむ」という動詞の連用形が名詞化したと考えることもできます〉……たしかにそう考えるべきだろうな。
まず辞書をひく。〈現代語限定なら、1 ㋐・㋑だけでいいでしょう〉……そのとおりだと思う。古語だと「瀬をはやみ……」なんてのもあったような。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/210744/m0u/%E3%81%BF/
==============引用開始
[接尾]
1 形容詞・形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。
㋐そういう性質や状態、また、そういう感じを表す。「暖か―」「ありがた―」「新鮮―」
㋑そういう状態の場所を表す。「深―にはまる」「茂―に入る」
補説]1㋐は、漢語の「味(み)」と混同して、「味」とも当てて書く。
==============引用終了
↑は『大辞泉』。当方が最初にひいた『大辞林』にはこんな記述もあった。
https://kotobank.jp/word/%E9%AB%98%E3%81%BF-559455#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
たかみ【高み】
高い所。 ↔ 低み 「 -から見下ろす」
[句]高みの見物
==============引用終了
現代語としても使えるのだろう。「さらなる高みを目指す」あたりならアリか。「高みの見物」が「句」扱いのことに注意。
「低み」をひくと、「朝顔や低みの水に残る月」なんてのが出てくる。「低みの水」か。現代語かなー。
場所を表わすなら「高き」「低き」のほうがまだ使うかも。「水は低きに流れる」「山高きが故に貴からず」とか。
「○○み」を使った慣用句的なものならいくつか浮かぶ。
「○○み不足」「○○みしだい」もいろいろある。これが単語かと言うと……。
「○○みの△△」で浮かんだのは「旨みの塊」。名詞(的なもの)を「の」でつないだものを単語と言うか否かは不明。
「おもしろみの極地」とか「暖かみの表出」とか……多少無理すればいろいろあるだろう。ただ、やはり「○○さ」のほうが自然に感じる。
「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」だと、「旨み調味料」でどうだろう。
「旨み」はもはや「旨味」と考えるべきだろうか。そこは大目にみてほしい。(←オイ!)
【0325追記】
「からみ大根」、もアリだな。
「からみ餅」は「辛み」なのか「絡み」なのか。
「からみ酒」……それはたぶん違う(泣)。
「○○み十分」……この系統はまだありそうだ。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
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【イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8949725.html
==============引用開始
イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B の言い方
「高みの見物」のような、「イ型形容詞の語幹+み+単語A」=単語Bの言い方はまだあるか?それは何か?
==============引用終了
新鮮〝み〟のある質問が少なくなったのに、気分の悪いことが多いので、そろそろ質問板の類いから足を洗おうかと考えている。そういうときにこういう面白〝み〟あふれる話が出てくると、つい考えてしまう。
質問の意図がちょっとわかりにくい。
「イ型形容詞の語幹+み」を使った慣用句ではなく、「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」を求めているのだろう。
ただ、当方の感覚だと「高みの見物」は慣用句ではあっても「単語」ではないような。
けっこう微妙な話を含む気がする。
●No.2に関して──「み」がついてしっくりくるもの自体が少ない
たしかに少ない。
「高み」が現代語として自然か否かという問題もある。
No.2の人は「○○みの△△」の形で考えている。当方も最初そう考えた。
●No.3に関して──途中省略?
「甘み処」「面白み不足」「厚み不足」あたりは、省略ではないだろう。
ただし「甘み処」は、どちらかと言うと「かんみどころ」が本線の気がする。
「○○み不足」でOKなら「○○みしだい」もアリだろう。
「この料金で送れるか否かは荷物の〈厚みしだい〉です」etc.……
ただし、このテの言い回しは「○○さ不足」「○○さしだい」のほうが自然なことが多い気がする。
●No.4に関して──いつもながら本格派
本格的な回答が出てきた。
〈「楽しみ」「悲しみ」「親しみ」などの語は、「楽しむ」「悲しむ」「親しむ」という動詞の連用形が名詞化したと考えることもできます〉……たしかにそう考えるべきだろうな。
まず辞書をひく。〈現代語限定なら、1 ㋐・㋑だけでいいでしょう〉……そのとおりだと思う。古語だと「瀬をはやみ……」なんてのもあったような。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/210744/m0u/%E3%81%BF/
==============引用開始
[接尾]
1 形容詞・形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。
㋐そういう性質や状態、また、そういう感じを表す。「暖か―」「ありがた―」「新鮮―」
㋑そういう状態の場所を表す。「深―にはまる」「茂―に入る」
補説]1㋐は、漢語の「味(み)」と混同して、「味」とも当てて書く。
==============引用終了
↑は『大辞泉』。当方が最初にひいた『大辞林』にはこんな記述もあった。
https://kotobank.jp/word/%E9%AB%98%E3%81%BF-559455#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88
==============引用開始
大辞林 第三版の解説
たかみ【高み】
高い所。 ↔ 低み 「 -から見下ろす」
[句]高みの見物
==============引用終了
現代語としても使えるのだろう。「さらなる高みを目指す」あたりならアリか。「高みの見物」が「句」扱いのことに注意。
「低み」をひくと、「朝顔や低みの水に残る月」なんてのが出てくる。「低みの水」か。現代語かなー。
場所を表わすなら「高き」「低き」のほうがまだ使うかも。「水は低きに流れる」「山高きが故に貴からず」とか。
「○○み」を使った慣用句的なものならいくつか浮かぶ。
「○○み不足」「○○みしだい」もいろいろある。これが単語かと言うと……。
「○○みの△△」で浮かんだのは「旨みの塊」。名詞(的なもの)を「の」でつないだものを単語と言うか否かは不明。
「おもしろみの極地」とか「暖かみの表出」とか……多少無理すればいろいろあるだろう。ただ、やはり「○○さ」のほうが自然に感じる。
「イ型形容詞の語幹+み+単語A=単語B」だと、「旨み調味料」でどうだろう。
「旨み」はもはや「旨味」と考えるべきだろうか。そこは大目にみてほしい。(←オイ!)
【0325追記】
「からみ大根」、もアリだな。
「からみ餅」は「辛み」なのか「絡み」なのか。
「からみ酒」……それはたぶん違う(泣)。
「○○み十分」……この系統はまだありそうだ。
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