修飾の順序 彼は明るいさわやかな青年だ/彼は明るくさわやかな青年だ
【日本語アレコレ】
下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2828.html
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【14】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1935528999&owner_id=5019671
mixi日記2015年04月10日から
【並列の関係。】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/8958003.html
==============引用開始
彼は明るいさわやかな青年だ。
と、
彼は明るくさわやかな青年だ。
は、どう違いますか。
==============引用終了
「明るいさわやかな青年」と「明るくさわやかな青年」は違うらしい。コメントNo.3まで、皆さん「違う」と言っている気がする。細かな部分では主張が少しずつ違って見えるが、具体的にどう違うのかはよくわからない。
おそらく、組み合わせは4つ考えられる。
1)明るいさわやかな青年
2)明るく(て)さわやかな青年
3)さわやかな明るい青年
4)さわやかで明るい青年
ああいう厳密な考え方をする人たちにとっては、1)~4)は全部違うのだろう。
そういう主張を否定する気はないけど、肯定する気もない。当方の目にはみんな同義に見える。うんと細かなニュアンスはかわるのかもしれないが、それは人によって受け取り方が違う。そういうのは個人の主観のレベルだろう。ヒトサマに押し付けるようなものではない。
ちなみに、当方なら1)は原則的に使わない。形容詞の連体詞用法?は嫌いだから。「明るい」の直後に読点があったりするとさらにイヤ。3)も使わないだろうな。あくまでも個人的な語感の問題でしかない。意味は同じだし、ニュアンスに違いがあるとは思えない。
本多勝一の『日本語の作文技術』の論理で考えれば、修飾順序を決める大きな要素は「修飾句の長さ」(あとは「親和性」かな)。ニュアンスによる優先順なんてないはずなんだけど。
【②日本語の作文技術 本田勝一】
https://sites.google.com/site/matometamatometa/dumiyasui-wen-zhangwo-shukutameni/ri-ben-yuno-zuo-wen-ji-shu-ben-tian-sheng-yi
当然、語順がかわることによるニュアンスの違いなんて無視している。それに同意する文献は多数目にするが、語順でニュアンスがかわるなんて主張している文献もあるのだろうか。
ただし、通常の語順を入れかえるとき(逆順)は、修飾句の間に読点が必要。この場合、通常読点の前が強調される。と言うより、書き手がなんらかの意図があって語順を崩している。その「なんらかの意図」とは、強調したい部分を前にもってくることが多いらしい。まぁそうかもしれない(厳密には違うと思う)。
読点がないなら、前と後ろのどちらが主なんてことはないだろう。
↑のように似たような修飾句だとわかりにくい。下記だとどうだろう。
5)小柄な運動神経抜群の少年
6)小柄で運動神経抜群の少年
7)運動神経抜群の小柄な少年
8)運動神経抜群で小柄な少年
本多読本に従うなら、短い修飾句があとに来る7)8)のほうが自然なのだろう。クドいようだが、ニュアンスの違いなんて無視している。この程度の長さの違いは許容範囲だと思う。
当方の感覚だと全部同じ。あえて言うなら、「小柄な」を後ろに持ってきて「少年」に直結した7)8)のほうが「小柄な」が強調されるような気がしないでもない。もちろん、そんなことを強く主張する気はない。
厳密に考える人は、下記はまたニュアンスがかわると言うんだろうな。関知したくない。
9)運動神経抜群な小柄な少年
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彼は明るいさわやかな青年だ。
と、
彼は明るくさわやかな青年だ。
は、どう違いますか。
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「明るいさわやかな青年」と「明るくさわやかな青年」は違うらしい。コメントNo.3まで、皆さん「違う」と言っている気がする。細かな部分では主張が少しずつ違って見えるが、具体的にどう違うのかはよくわからない。
おそらく、組み合わせは4つ考えられる。
1)明るいさわやかな青年
2)明るく(て)さわやかな青年
3)さわやかな明るい青年
4)さわやかで明るい青年
ああいう厳密な考え方をする人たちにとっては、1)~4)は全部違うのだろう。
そういう主張を否定する気はないけど、肯定する気もない。当方の目にはみんな同義に見える。うんと細かなニュアンスはかわるのかもしれないが、それは人によって受け取り方が違う。そういうのは個人の主観のレベルだろう。ヒトサマに押し付けるようなものではない。
ちなみに、当方なら1)は原則的に使わない。形容詞の連体詞用法?は嫌いだから。「明るい」の直後に読点があったりするとさらにイヤ。3)も使わないだろうな。あくまでも個人的な語感の問題でしかない。意味は同じだし、ニュアンスに違いがあるとは思えない。
本多勝一の『日本語の作文技術』の論理で考えれば、修飾順序を決める大きな要素は「修飾句の長さ」(あとは「親和性」かな)。ニュアンスによる優先順なんてないはずなんだけど。
【②日本語の作文技術 本田勝一】
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当然、語順がかわることによるニュアンスの違いなんて無視している。それに同意する文献は多数目にするが、語順でニュアンスがかわるなんて主張している文献もあるのだろうか。
ただし、通常の語順を入れかえるとき(逆順)は、修飾句の間に読点が必要。この場合、通常読点の前が強調される。と言うより、書き手がなんらかの意図があって語順を崩している。その「なんらかの意図」とは、強調したい部分を前にもってくることが多いらしい。まぁそうかもしれない(厳密には違うと思う)。
読点がないなら、前と後ろのどちらが主なんてことはないだろう。
↑のように似たような修飾句だとわかりにくい。下記だとどうだろう。
5)小柄な運動神経抜群の少年
6)小柄で運動神経抜群の少年
7)運動神経抜群の小柄な少年
8)運動神経抜群で小柄な少年
本多読本に従うなら、短い修飾句があとに来る7)8)のほうが自然なのだろう。クドいようだが、ニュアンスの違いなんて無視している。この程度の長さの違いは許容範囲だと思う。
当方の感覚だと全部同じ。あえて言うなら、「小柄な」を後ろに持ってきて「少年」に直結した7)8)のほうが「小柄な」が強調されるような気がしないでもない。もちろん、そんなことを強く主張する気はない。
厳密に考える人は、下記はまたニュアンスがかわると言うんだろうな。関知したくない。
9)運動神経抜群な小柄な少年
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