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【一番好きなマンガ作品は……】 〈1〉〜〈3〉

【マンガ130──一番好きなマンガ作品は……】 〈1〉
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12131727338.html
【マンガ131──一番好きなマンガ作品は……】 〈2〉
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12132760622.html
【マンガ132──一番好きなマンガ作品は……】 〈3〉
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12134213205.html

〈1〉
mixi日記2016年02月21日から

 先日、高校時代の友人と飲み会があった。
 黄色い本のことを知っているヤツとマンガの話になった。
 ふだんはマンガの話はできるだけ「一歩引く」ように心がけている。だってキリがなくなるんだもの。一段と曖昧になりつつある記憶だけを頼りにあまりいい加減なことも言いたくないし……。
 珍しく気が乗って、いろいろ話してしまった。そこに質問が飛んできた。
「で、一番好きな作品は?」
 言葉に詰まる。それを訊くなよー。いろいろありすぎて、答えようがない。せめてジャンルをしぼってくれないと……。
 当方がグズグズしていると質問がかわる。
「じゃあ、これはスゴいと思う作品をあげて。いくつでもいい」
 ホントにいくつでもあげるぞー。五十音順に行こうか……まずは『赤胴鈴之助』か。イヤ五十音なら『赤き血のイレブン』のほうが前か。違うな『嗚呼!!花の応援団』が先だ。『ああ播磨灘』もあったな……なんて大人げのないことは言わない。それじゃ終わらんって。
「エポックメーキングな作品、という意味だと『タッチ』は外せない」
 どこがエポックメーキングなのか説明がいるだろうな。
 あの作品は、スポ根にラブコメの要素をぶち込んだ点が実に新しかった。しかも、野球マンガとしてもそこそこ読める。汗臭さは感じない野球マンガという意味でも画期的だった。
 すると相手はNo.1マンガとして意外なものをあげた。「オレは断然『1・2の三四郎』なんだ」
 ウーン。相当なクセ球だな。
https://ja.wikipedia.org/wiki/1%E3%83%BB2%E3%81%AE%E4%B8%89%E5%9B%9B%E9%83%8E

 この段階でモヤモヤしたものが浮かんだのだが、うまく言葉にできない。酔っ払いは悲しい。するともう一人が『1・2の三四郎 2』の話をしはじめる。一瞬思い出せなかった。たしかに読んでいた。古い日記を調べたら、展開の遅さに苛立っている。おそらく休載も多かったのだろう。年寄りは悲しい。

『1・2の三四郎』は『タッチ』とは違う意味でエポックメーキングな作品だった。
 ここで大学時代に書いた文章を引っ張ってくる。
 何年も前に記録として入力したはずなのに見つからない。アル中にボケ老人は悲しい。
 しかたがないので入力する。あまり古い文章をジックリ読むのは精神衛生上よくないので、避けたいんだけど。
 そもそも「漫画」って表記を見ただけで、ゲンナリする(泣)。


「画画独晴」
「漫画はしょせん漫画」この言い方が昔から腑に落ちなかった。青少年の活字離れを助長している。とまで言い出す輩(やから)に至っては、ツケる薬もないものと諦めていた。
「げきが〔劇画〕弾圧しろ、早く弾圧しろ。でないと、小説家ひとり残らず失業してしまうぞ」という筒井康隆の危惧は冗句(ジョーク)としても、近頃漫画が一つの社会現象とさえなって市民権とやらを獲得し、正当に表現の一つのメディアとして漫画を把えた発言が見られるようになったのは、嬉しい限りで溜飲が滴り落ちる思いである。
「漫画は漫画。独自のジャンル」ふむ。この言い方ならば五臓六腑に滲み渡る。ジャンルの一つであれば貴賎なし。残るは嗜好の錯誤のみ。
 漫画には漫画にしか表現できない世界がある。具体的な例を挙げてみよう。まずは機械(メカ)。漫画と言うよりは動画(アニメ)の分野に近くなるが、これは文章ではどうにも表現できない。(昨今のブームに乗じて前世紀の遺物的なロボットがブラウン管に再登場したが、あれはどういう神経の持ち主の企画だ。今更、丈夫さだけが取り柄の素朴な鉄の塊が、現代っ子歓迎されると思っているのだろうか)
 例えばスポーツ。矢吹丈の後遺症か、今一つ盛り上がりに欠けるところはある。あの頃のスポ根(俗悪な略し方だな)は良かった。何故自分は野球をやるんだ。それまでの野球バカが決して考えなかった命題を真剣に悩む飛雄馬の姿は感動的でさえあった。右腕投手として復活した彼には、さすがは不死鳥、と笑い転げた。近頃のスポ根ものの大きな特徴は、シビアな主人公が出て来ないことだろう。
「三四郎」にして「大地」にしても、「矢萩のノン」にしても又然り。それが現代の若者の気質の象徴だ、と力むと塗り薬が必要になりそうだが、「ドタ健」にしろ「秋葉高ナイン」にしろ一昔前には比較的珍しいキャラクターである。(登場した五つの固有名詞が即座に理解できた人は重症。禁マンをお勧めします)
 鳥瞰把握によると、際限なくギャグタッチになりつつあるのが最近の漫画の現象で、楽屋落ち的話も頓に目につく。これはギャグ漫画が幅を効かせている傾向と強ち無関係とは言えなくもない。私見では『がきデカ』以来、ギャグのパターンは飛躍的に増加した。〝ズッコケ〟に頼りがちだったものが、〝ワープ〟・〝変身〟等の手法が導入され、取り分け、〝点目〟は今では非常に広く浸透している。
 独自の世界という点では、少女漫画を主とするメルヘンも見逃せない。少女漫画は色眼鏡をしっかりとかけ直して見る必要があって、河あきらの『あなたは笑うよ』辺りはその最たるものだろう。(和田慎二の明日香シリーズと、筒井の七瀬三部作の酷似を誰か説明してくれ!)リアリティに欠けるなんて言い出すと本末が転びますよ。
 転びそうな話をもう一つ。かんべむさしは、絵が書(ママ)けないから字で漫画を書く、と言う。こりゃ反撃の狼煙じゃ。

 漫画、とひと口で言っても、カツーンから『火の鳥』までそれぞれ持ち味がありまして、何を好むかは個人の自由であります(棄権も含め)。昔の大御所が時代のズレを知ってか知らずか、精一杯になって原作綴ってるのもそれなりにいじましさもあるが、最後に一言申し上げます。説教臭いのだけは勘弁して下さい。
 &、健全な青少年を悪に導く類いのものはムキになって弾圧しましょう。漫画はしょせん──根本的にホコタテよ。

 ズルズルと書いてしまった(泣)。


〈2〉

 さてと、古いデータを引っ張りだしたのはいいが、さすがに補足が必要だろう。
 基本的にWikipediaを孫引きする。資料を引っ張りだすとたいへんなことになりそう。
 まず、紹介した作品の初出年。
●『鉄人28号』(横山光輝)全12巻くらい
 1956年にマンガが月刊誌『少年』で連載開始。
 えー。1959年にラジオドラマなんてあったんだ。1960年に実写テレビドラマ。この思いっきりちゃっちいのはどこかで見た。1963年にテレビアニメ第1作。まあそんな感じか。
●『1・2の三四郎』(小林まこと)全20巻
 1978年~1983年。少年マガジン。
●『タフネス大地』(大和田夏樹)全13巻
 上記と同時期くらい。少年マガジン。
 Wikipediaにのってない(泣)。しょうがないので昔の別冊宝島を出す……ない。もうひとつの資料本にもない(泣)。そんなにマイナーなんだ。
●『番外甲子園』(内山まもる)全18巻
 上記と同時期くらい。少年サンデー。
 これもWikipediaにも資料本にもない(泣)。
●『我ら九人の甲子園』(高橋三千綱/かざま鋭二)全13巻
 上記と同時期くらい。漫画アクション。
 これもWikipediaにも資料本にもない(泣)。
●『翔んでるルーキー!』(湯沢直子)全12巻
 1979年連載開始。週刊マーガレット。
 これもWikipediaにはなかったが、資料本にあった。
 ついでにもう少し。
●『ダッシュ勝平』(六田登)全16巻
 1979年~。少年サンデー。
 そうか。これはアニメになったからWikipediaにあるのね。
 さらについでに。
●『タッチ』(あだち充)全26巻
 1981年~1986年。少年サンデー。
●『ノルウェイの森』2010年
※何を勘違いしたのか。1987年だろう。まぁ、タッチよりあとであればなんでもいい。(←オイ!)

 ウーン。当方はなんで『ダッシュ勝平』を落としたんだろう。理解に苦しむ。
 要するに、「スポ根+ラブコメ」のハシリが『タッチ』。
「スポ根+ギャクマンガ」の代表格が『1・2の三四郎』。
 〈1〉に転載した文章を書いた頃、この「ギャグスポ根」が目立っていた。
 最近のマンガはシリアスなものでも小ネタを挟む。テレビドラマだって挟む。むしろ笑いの要素をいっさい入れないほうが珍しいだろう。ギャグを入れない『ゴルゴ13』は、全編が壮大なギャグになっている。(←オイ!)
 しかし「ギャグスポ根」は、ギャグの量がメチャクチャ多かった。『1・2の三四郎』あたりになると、設定自体がギャグの感があり、どこまでマジメなのかサッパリわからない(笑)。
 と書いて、「ギャグスポ根」の大先輩に思い当たった。
●『いなかっぺ大将』(川崎のぼる)ニチブン文庫全5巻
 1967年~。小学館の学年別学習雑誌。
 ただ、これはスポーツの要素を含んだギャグマンガだろう。
 
 もうひとつ引っかかったのが下記。
●『コータローまかりとおる!』(蛭田達也)全59巻(といっていいのかな)
 1982年~1994年(といっていいのかな)。少年マガジン。
 これはギャグマンガというより、スポーツを絡めた学園ドラマ。これはこれで、もう少しスポーツ色が強い先輩を思い出す。
●『ハリスの旋風』(ちばてつや)全6巻くらい。
 1965年~1967年。少年マガジン。

 やっぱこういう話は、ジャンルを限定しても収拾がつかない(泣)。


〈3〉
『1・2の三四郎』に関して追記しておく。
 この作品は後になればなるほど、いろいろ価値が出てきた。
 まず、異種格闘技の要素が満載。ラグビーの選手とレスリングの選手が本気で柔道をやるとどうなるのか。
 もちろん、いきなりじゃ勝負にならない。柔道の基本はやらないとダメ。たしかそういう練習もしていたと思うけど、なんせあの作風だから真剣味のカケラもない。
 以下、いい加減な記憶で書く。違っていたらゴメン。

 ラグビーのタックで相手をなぎ倒していた。
 片足タックルなら「朽木倒」で、両足タックルなら「双手刈」だろうか。
 1990年代には、これが柔道界で大流行した。使い手はラグビー選手ではなく、主として欧米のレスリング経験者だった(はず)。あまりにも邪道なので、2009年にルールが変更され、規制された。 
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%BD%E6%9C%A8%E5%80%92

 柳がやっていた「腕取って逆回って体落とし風投げ」。「反則」だったという説もある。後年、新日本プロレスの佐々木健介(柔道経験者)が持ち技にしていた。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1388212158

『修羅の門』『修羅の刻』になると、肘を極めてこの形で投げ、落下する相手の頭を下段で蹴る。これも柔道ではたぶん反則(笑)。
http://ameblo.jp/yoshiki-0722/entry-11776371409.html
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