このクールのドラマから09-04~06-8
下記の続き。
【このクールのドラマから09-04~06-7】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-432.html
『MR. BRAIN』第6話。
結論から書こう。相変わらずメチャクチャだったけど、ドラマとしてはそこそこおもしろかった。いままででいちばんよかったかもしれない。
仲間由紀恵の演技力に尽きる。あんなに演技力のある女優だったのね。『ごくせん』のやんくみで培った悪相がスゴかった。表情だけであれだけ演じ分けられるあの年代の女優ってほかにいるかな?
松嶋菜々子、菅野美穂くらいしか思いつかない。そのクラスでも、あんなに怖い顔はできないだろう。あっ。ヤンキーあがり役の竹内結子のガンツケもけっこう迫力があった。
このクールのドラマはヒドい最終回が多かったので、よけい満足感があったのかしれない。
『白い春』の阿部寛はムダに死んだ。タイトルのイメージを守るためだけに殺された気がする。この「ムダ死に」感は『振り向けば奴がいる』の織田裕二以来のインパクトかもしれない。
『スマイル』は最後の2話の脚本家がかわったという話で、これもムチャな最終回だった。結局、弁護士が無能だと犯人は可哀想な目に遭う、ってドラマなのね。死刑って執行するのも一大事だけど、中止するのはもっと一大事だと思うよ。法務大臣の英断ですかね。
『BOSS』はなかなかよかったけど、最終回はいただけない。
竹野内豊がテロ組織の一味なのか誘拐された立場なのか、巧妙にボカそうとしていたけど、細かく見ると穴だらけ。天海祐希がカッコよかったから許す……って問題じゃないよ。
『魔女裁判』にいたっては、意味不明すぎのオカルト展開になってきて、ツッコミを入れる気にもならない。
『MR. BRAIN』の話に戻す。ストーリーは例によって穴だらけ。
本線から行こうか。
・多重人格(解離性同一性障害)の主人格は副人格のときの記憶がない
そういうケースが多いのかもしれないが、そう断言できるほど研究は進んでないでしょ。主人格が副人格の記憶をもっていたから演技、ってことにはならないでしょう。うっすら記憶があったっておかしくない。それより何より、仲間由紀恵はどこでそのことを知ったの?
・多重人格のメモの謎
仲間由紀恵の「暴力担当」の俊介が残したメモ。あれはいつ書いたんだろうか。多重人格を演じるためにわざわざ残した? テレビの薄明かりの中で?(部屋に電気を引いてるなら電灯つけようよ。いろいろな意味で不便でしょうに)
・多重人格の小芝居の謎
たしか、自分のバッグの中に拳銃があることに驚いて、慌てて捨てたよな。多重人格が演技だったら、そのへんはうまくごまかそうよ。ギャル曽根ばり食欲を見せたのも演技? それだけの大食漢が軟禁されていたらたいへんだよね。
・精神年齢10歳の謎
そもそも事件の起きた場所がわからない。東京で誘拐されて誘拐犯人の実家の島根に拉致されたのかな。そうすると、仲間由紀恵は東京で第一の犯行のあとに島根に戻り、さらに東京にトンボ返り?
それはいいとして、拳銃や現金は誘拐犯人の実家から盗んだとしよう。誘拐犯人はあの実家で生活していたんだから、現金くらいあったんだろう。
で、15年間軟禁された人が機能的にまともに行動できるのだろうか。仮にできたとして、精神年齢10歳が島根から東京までどうやって移動するのよ。携帯をどこで入手してどうやって使い方を知るのよ。45口径の拳銃の撃ち方をどこで学ぶのよ(あの射撃の腕はかなりのもの)。
テレビを見ているだけでは、そういうことは身に付かないと思うよ。
ちなみに仲間は最初からフツーの服を着てたよな。誰が与えたのかな?
ほかにもいろいろあった気がする。
家人がケラケラ笑っていたポイント。島根から帰ってきた仲間由紀恵と、島根に向かう木村拓哉ご一行が同じ列車で行き違いになる。折り返し運転の場合、列車は一度客を降ろして、清掃なり点検なりするでしょうに。「行き違い」を強調したかったんだろうな。
【このクールのドラマから09-04~06-7】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-432.html
『MR. BRAIN』第6話。
結論から書こう。相変わらずメチャクチャだったけど、ドラマとしてはそこそこおもしろかった。いままででいちばんよかったかもしれない。
仲間由紀恵の演技力に尽きる。あんなに演技力のある女優だったのね。『ごくせん』のやんくみで培った悪相がスゴかった。表情だけであれだけ演じ分けられるあの年代の女優ってほかにいるかな?
松嶋菜々子、菅野美穂くらいしか思いつかない。そのクラスでも、あんなに怖い顔はできないだろう。あっ。ヤンキーあがり役の竹内結子のガンツケもけっこう迫力があった。
このクールのドラマはヒドい最終回が多かったので、よけい満足感があったのかしれない。
『白い春』の阿部寛はムダに死んだ。タイトルのイメージを守るためだけに殺された気がする。この「ムダ死に」感は『振り向けば奴がいる』の織田裕二以来のインパクトかもしれない。
『スマイル』は最後の2話の脚本家がかわったという話で、これもムチャな最終回だった。結局、弁護士が無能だと犯人は可哀想な目に遭う、ってドラマなのね。死刑って執行するのも一大事だけど、中止するのはもっと一大事だと思うよ。法務大臣の英断ですかね。
『BOSS』はなかなかよかったけど、最終回はいただけない。
竹野内豊がテロ組織の一味なのか誘拐された立場なのか、巧妙にボカそうとしていたけど、細かく見ると穴だらけ。天海祐希がカッコよかったから許す……って問題じゃないよ。
『魔女裁判』にいたっては、意味不明すぎのオカルト展開になってきて、ツッコミを入れる気にもならない。
『MR. BRAIN』の話に戻す。ストーリーは例によって穴だらけ。
本線から行こうか。
・多重人格(解離性同一性障害)の主人格は副人格のときの記憶がない
そういうケースが多いのかもしれないが、そう断言できるほど研究は進んでないでしょ。主人格が副人格の記憶をもっていたから演技、ってことにはならないでしょう。うっすら記憶があったっておかしくない。それより何より、仲間由紀恵はどこでそのことを知ったの?
・多重人格のメモの謎
仲間由紀恵の「暴力担当」の俊介が残したメモ。あれはいつ書いたんだろうか。多重人格を演じるためにわざわざ残した? テレビの薄明かりの中で?(部屋に電気を引いてるなら電灯つけようよ。いろいろな意味で不便でしょうに)
・多重人格の小芝居の謎
たしか、自分のバッグの中に拳銃があることに驚いて、慌てて捨てたよな。多重人格が演技だったら、そのへんはうまくごまかそうよ。ギャル曽根ばり食欲を見せたのも演技? それだけの大食漢が軟禁されていたらたいへんだよね。
・精神年齢10歳の謎
そもそも事件の起きた場所がわからない。東京で誘拐されて誘拐犯人の実家の島根に拉致されたのかな。そうすると、仲間由紀恵は東京で第一の犯行のあとに島根に戻り、さらに東京にトンボ返り?
それはいいとして、拳銃や現金は誘拐犯人の実家から盗んだとしよう。誘拐犯人はあの実家で生活していたんだから、現金くらいあったんだろう。
で、15年間軟禁された人が機能的にまともに行動できるのだろうか。仮にできたとして、精神年齢10歳が島根から東京までどうやって移動するのよ。携帯をどこで入手してどうやって使い方を知るのよ。45口径の拳銃の撃ち方をどこで学ぶのよ(あの射撃の腕はかなりのもの)。
テレビを見ているだけでは、そういうことは身に付かないと思うよ。
ちなみに仲間は最初からフツーの服を着てたよな。誰が与えたのかな?
ほかにもいろいろあった気がする。
家人がケラケラ笑っていたポイント。島根から帰ってきた仲間由紀恵と、島根に向かう木村拓哉ご一行が同じ列車で行き違いになる。折り返し運転の場合、列車は一度客を降ろして、清掃なり点検なりするでしょうに。「行き違い」を強調したかったんだろうな。
スポンサーサイト
テーマ : 2009年 テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ