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朝日新聞から(2007年12月)※11月はおやすみ

12-1
11日
 高砂親方は「(中略)」とぶぜんと話した(朝刊38面)
 やはり「憮」が使えない以上、まぜ書きを避けるには「ぶぜん」とするしかないのね。これは誤用のほうだろうな。こういう微妙な例を見れば見るほど、自分では使えなくなる。ちなみに「憮然として話す」はどうなんだろう。「憮然とした表情」とか「憮然とした様子」って使い方が一般的。

12-2
15日
 新聞を読んいて本気で笑ったのは久しぶりかも。朝刊に紅白歌合戦に関する記事が出ている。書き手は野波健祐記者。話題の中心は、SMAPの中居正広が紅組の司会をすること。男性が務めるのは51年ぶりなんだって。問題は中居は白組の歌手でもあること。笑ってしまったのは、次の文章。
 大将が敵陣で舞い踊るさまを見る紅組の面々の心境はいかばかりか。一方、白組陣営も「中居クン、わざと音程はずしたりしないよね」と間者疑惑をぬぐいきれないまま、SMAPを見つめるのか……。(朝刊21面)
 間者って言葉を目にしたのはいつ以来かな。もし、中居クンが音程をはずしたらスパイだからなんだろうか。違うと思う。

12-3
25日
 そう斜に構えなくても、という向きもあろう。(朝刊1面)
 7月にも「天声人語」に「斜に構える」が出てきた。同じ書き手だろうな。正用とも読めなくないからタチが悪い。

12-4
27日
指了図の●9五銀には驚いた。文字通り、序盤の勝負手だ。
 将棋欄。書き手は(青)記者。誤用とは少し違うけれど、よく見るヘンな表現。新聞で見るとは思わなんだ。どこが「文字通り」なんや、と一応ツッコミを入れてみる。
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