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イチローvs.みのもんた?

 下記の続きか?
【小顔クイーン──小顔はなぜか猿っぽい】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-635.html

【ネタ元】(日刊サイゾー)
http://www.cyzo.com/2009/09/post_2773.html
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みのもんた 9年連続200安打のイチローに「セコイ」発言でネット上は批判の嵐

 13日(現地時間)にマリナーズ・イチロー外野手が、9年連続200安打達成という歴史に残る大記録を達成した。メジャーリーグ史上記録更新は実に108年ぶりの偉業で、現地マスコミも賛辞を送っている。

 56試合連続安打をマークしたジョー・ディマジオ(ヤンキース)や球聖タイ・カッブ(タイガースなど)ら過去の名選手とともに歴史に名を残すことになったイチロー

 ところが、この快挙にテレビ司会者・みのもんたが水を差し、ネット上が紛糾している。みのはイチローが内野ゴロで全力疾走する映像を見て、ひとこと。

「......セコイよ。ちゃんと打たなきゃ」と発したのだ。

 この一言に、ネットではスレッド乱立、みのに対する非難が相次いだ。

「毎晩酒飲んで放送中たまに寝て人のやることにケチつけてりゃいいんだから気楽だよな。多くの人に夢を与えるスポーツ選手にまで難癖付けて。司会は肩書きだけで実際にはクダ巻いてるだけじゃん」と、最近のみののふがいない司会ぶりを指摘する声や、「塁に出るのが仕事の一番バッターだぞ? 何がいかんのよ? 副業の水道屋でボリまくってるお前がセコいんじゃ」と、過去に談合騒ぎを起こした副業について言及する発言、さらには「珍プレー好プレーのナレーションやってた人間とは思えない。普通内野安打がセコイとか言えるか?」などなど、散々な言われよう。

 歴史的瞬間を前にとんだ"エラー"発言を披露してしまったみのに、ネット上の野球ファンの声は届くのだろうか......。
(文=山田裕子)
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 そりゃ叩かれるでしょう。
 ルール違反でもなくアンフェアでもないんなら、責められる理由はない。
 たしかに、フェンス直撃の単打と同価値とは思わないが、記録上はどちらも単打。しかも、このタイミングでそんなことを言えば、バッシングされるのは当たり前で、単なるKY(これも死語?)。
 ただ、昔からイチローのプレーで気になっていることがある。
 古い日記から引く。2001年9月に読書の記録がらみで書いたものだ。
 ありゃ?
「せこい内野安打が多い」とか失礼なことを書いているorz。

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イチロー進化論』
  走塁についても、私はイチローになんら不安を抱いていません。スピード、技術、どれをとっても超一流だと思います。それは、大リーグでのプレーを見てさらに確信へと変わりました。
 オリックス時代の盗塁の数だけ見ると、95年に49個を記録して盗塁王になったのが最高ですが、このときも「一度ぐらいは盗塁のタイトルも獲っておこう」ぐらいの気持ちだったのではないでしょうか。つまり、その後は「走る意味を見出せなかった」だけで、これまた能力を自主的に封印していたのだと思います。(P.73)

 えーと、どういう順番で書こうか。
 メジャーリーグでも首位打者になりそうなイチローの活躍はすばらしい。と言うより、これぐらいはやってくれないと困る。日本でダントツの能力を持っていたイチローがメジャーで通用しないと、ほかの野手はまず望みがない。まあ、せこい内野安打が多いのが気にはなるが。
 それはさておき、イチローは日本でプレーしていた時代、走者としては手を抜いていた。彼が半ばアンタッチャブル的な存在になっていたので、この点に関してマスコミはほとんど指摘しない。95年に盗塁王になったのを除くと、イチローは明らかに盗塁数をセーブしている。「走る意味を見出せなかった」というのは響きのよい表現だが、要は手を抜いていたってこと。気持ちは判る。盗塁に力を入れてケガでもしたらバカバカしい、と考えたんだろう。クリーンナップを任された打者は走るのは役目ではない、って言い方もできるかもしれない。しかし、どういう言い方で弁護しても「手を抜いていた」という事実は変わらない。「本塁打を狙った結果、打率が下がる」ことはあるだろうが、打席での意識と塁上の意識は別問題だろう。
 こんなことを先日の飲み会で言ったら、デザイナーのO氏は納得しなかった。「モチベーションが上げられなかった」とか言ってたけど、それもテイのいい言い訳で、そういうのを「手を抜いていた」というんじゃないだろうか。
 話は変わるが、11日前後に届いた「通販生活」(秋の特大号)で、二宮清純、赤瀬川隼、ねじめ正一の3氏が鼎談をしている(通販の雑誌のクセにこんなにおもしろい誌面づくりをしているとは知らなかった)。イチローのプレーのすばらしさについて、ねじめ氏は「メジャーの力対力の野球とは目線の違う野球を見せてくれるから」と語る。この記事で、オリックスのホームグラウンドであるグリーンスタジアム神戸が天然芝であることを知った。そうなると、人工芝の球場で走るのはケガが怖かった、という説もなくなるな。
 プロ野球中継で落合が解説すると、視聴者からの苦情が殺到する、って話は笑ってしまった。「要するに、彼の解説が偉そうだということらしい」って、そのとおりやがな。落合の解説は、アナウンサー泣かせだと思う。シーズン当初に、新外国人選手に関して「活躍しますかね?」と訊かれて、「そんなことは判りません」とか答えているのを見て爆笑したことがある。そんなことを訊くほうがバカなんだよ。
 この鼎談には、「今後メジャーに進出が考えられるプロ野球選手10人」なんてコラムがある(書き手は「日刊現代」の山崎裕之記者、ってこれ元ロッテの山崎選手だよな)。
 西武の松井稼頭央選手に関するコメントの中に「ベンチプレスの数値は120キロと一軍選手の平均の2倍近く」とある。彼が「脱ぐとすごい」ことは有名だが、120キロは頑張ってるよな。それよりも以外なのは、一軍選手の平均が60キロ強でしかないこと。
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 イチローがらみで、最近目にした下記のニュースも気になるので引いておく。

【ネタ元】(日刊スポーツ) 
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イチロー200安打視力0・4でも限界なし
<レンジャーズ0-5マリナーズ>◇第2試合◇13日(日本時間14日)◇レンジャーズボールパーク

 【アーリントン(米テキサス州)=四竈衛、木崎英夫通信員】新しい歴史が作られた。マリナーズのイチロー外野手(35)が、レンジャーズとのダブルヘッダー第2試合の第2打席に遊撃適時内野安打を放ち、メジャー史上初の9年連続200安打を達成した。シーズン200安打は、昨年までのイチローと、ウィリー・キーラーが1894年から1901年に8年連続を記録していた。108年ぶりに更新し、偉業を達成した。来季は大リーグ最多となるピート・ローズの10度の200安打に挑む。その先に日米通算4000安打、さらには史上最多安打記録へと、夢は続いて行く。

 アルコールが染みた両目は、赤みを帯びていた。試合後、シャワー室に入ったイチローは、突然、グリフィーに抱え上げられた。取り囲んだ同僚からは、ビールやジュース、7リットルタンクの水を頭から浴びた。「今年はチームに助けられましたね」。108年の歳月を超える大記録。重みのある数字を、大騒ぎで祝福してくれる同僚の気遣いがうれしかった。

 激しい雨でダブルヘッダーの第1試合の開始は大きく遅れた。その試合で左翼線に適時二塁打1本を放ち199安打。第2試合は午後7時54分(日本時間14日午前9時54分)過ぎに始まった。イチローは「1番右翼」。その第2打席、1-0の2回2死三塁、レンジャーズ先発左腕ホランドのカウント2-0からの3球目、外角高めの真っすぐをとらえた。緩い打球が遊撃へ。スリーバウンドで捕ったが投げられない。イチローが一塁を駆け抜けた。

 一塁では、右手で静かにヘルメットをかざし、空席が目立つスタンドに視線を送った。「解放された、って思いました。人の記録との戦いが、一応、終わりを迎えることができたかな」。周囲は記録や他の選手と比較しても、イチローは常に自分自身に目を向けてきた。「人と争うことっておもしろくない。そうでなくてはいけないんですけどね。そりゃ、自分の中の何かと戦うことも当然です」。

 大記録に到達したイチローの打撃を支えてきたのは、実は鍛え抜かれた肉体以上に、ボールを的確にとらえる目だった。一般的に、打撃には動体視力が必要とされるが、イチローの視力は両目とも0・4前後と決していい部類ではない。実際、メジャー移籍した01年の春季キャンプでは、コンタクトレンズをテスト。結局、効果がなく、着用をとりやめた。今も使用していない。

 その一方で、イチローの目は、別次元で優れていた。オリックス時代、専門家の検査を受けた際、イチローは人とは違う力の存在を知った。「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいいらしいんです」。ちょうどサッカー選手がドリブルしながら瞬時に前方のスペースを察知するのと同じ「空間察知力」。当時の球界の常識を覆した振り子打法をはじめ、投手方向に動きながら打てるのも、そのたぐいまれな能力によるものだった。

 だからこそ、イチローはボールの縫い目や球体の中心を凝視しない。自らも「見てますよ。なんとなくは」と、あいまいさがあることを否定しない。ただ、投手がリリースして打席に到達するまでの約0・4秒間で、ストライクゾーン以外の悪球でもコンタクトできるのは、ボールを点や線でなく、立体的にとらえられるのが理由だ。打者の限界として視力の衰えを指摘する声も、イチローの場合は必ずしも当てはまらない。

 04年の年間最多262安打に続く9年連続200本安打。2つの最高峰からの景観も実感した。「ちょっとは楽になるかな。自分と向き合っていけばいいんだもん。すごく気楽な目標になるかも。あくまでも予想だけど」。もちろん、気楽にならないことを、イチロー自身が知らないはずはない。打席に立てば、次の201本目に向かうだけだ。前方の視界にある10年連続200安打やメジャー通算3000安打、そしてその先の1球を、イチローは同じ目で見つめている。

2009年9月15日 09時18分 日刊スポーツ
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 すんげえ意外。「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいい」なんてことがあるのね。
 ちなみに〈ちょうどサッカー選手がドリブルしながら瞬時に前方のスペースを察知するのと同じ「空間察知力」〉とあるのは単なるバカだと思う。
 だって、注視する対象が「野球のボール」なんだから「空間察知力」ではないだろう。
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