おにーちゃんの知恵袋3なのか?──なぜ「左前」なんだ?
2008年11月26日のmixi日記から
一応9月15日の続きです。
【おにーちゃんの知恵袋2】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=934271870&owner_id=5019671
11月16日の続きでもある。
【朝日新聞から番外編?──tobirisuのdomisu】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=996479162&owner_id=5019671
またイヤな汗を流した。
そもそもの問題は、女性と男性の洋服の形状の(「の」の3連発かよ)ちょっとした違いをどう言葉にすればいいのか知ろうとしたこと。男性が右前で、女性が左前。和服になると男女を問わず右前になる。右手が中に入りやすいように、という理由はわかる。では、なんで洋服だと男女で異なるんだ?
和服を左前に着付けるのは死に装束とされる。「左前」は演技が悪いことから「大根役者」と呼ばれるではなく、縁起が悪いことから「運が悪くなること」「家計が苦しくなること」などを「左前(になる)」と言う。
ちょっと似た感じの言葉に「お釈迦(になる)」がある。こちらは、「使い物にならなくなる」くらいの意味。
この語源には諸説あるが、有力視されている説がおもしろい。
江戸の鋳物職人が、火加減を間違えて不良品を出した。「火が強かった」を江戸訛りで言ったため、「シガツヨカッタ」になった。これをお釈迦様の誕生日の「4月8日(しがつようか)」とかけたとか。まあ、こういうきれいな語呂合わせはだいたいウソだと思うけど。
で、問題は「左前」とか「右前」って、何が「前」かってこと? 服の前部のあの(「の」の3連発かよ)部分はなんて言うの? 前身頃? なんでこんな簡単な言葉がわからないのよ。仕方がないので辞書(以後、基本的には『大辞林』による)を索く。
「左前」は「着物の、右のおくみを左のおくみの上に重ねて着ること」とある。その「おくみ」って何?
「おくみ」を索く。「着物の前の左右にあって、えりから褄(つま)に至る半幅の布」って何語だよ。そもそもこの言い方だと和服限定だよね。なんで「着物」って書くのよ。
念のため「着物」を索く。1)からだに着る物。衣服。衣類。2)和服。ほら見ろ「着物」だと和洋を問わないじゃないか。洋服には当てはまらないんでしょ。だったら、「和服」って書いてよ。
当方が求めているのは、「(洋服の)男物と女物では○○が違う」の○○に入る言葉。「おくみの重ね方」って書くぞ。
おそらく「前合わせ」とか「合わせ」とか言うんだろうな。なんでこんな基本的なことがわからないんだ。辞書には見当たらない。ググると「前合わせ」が優勢。でも見たことないよ。
で、なんでイヤな汗を流したか。「前合わせ」を思いつかなかったから? そんなことはたいしたことではない。
正直に書きましょう。「右前」と「左前」の違いが不明確でしたorz。
何も考えていなかった。そりゃ考えればわかるよ。左のおくみを前にする和服の着こなしが「右前」(と言うより、「左前」の逆と覚えていた)なんだから……
あのー、左が前なのになんで右前なんですか?
相手から見て、って話を聞いた記憶がうっすらとある。でも、それは強引だよ。おかしいよ。
どうやら正解は、下記らしい。
【洋服の前合わせ女は左前、男右、なぜ?】
http://www.fiberbit.net/user/eyeland/yofuku/uchiawase.htm
>「左前」の「前」は見頃の「前」では(なく)時間の「前」で、着物の前を合わせるときに左身頃を前(先)に身体に引き寄せると「左前」になると理解するのがよい
さようでございますか。日本語はむずかしいorz。
続きは下記。
【おにーちゃんの知恵袋4なのか?──「男前」再び】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-70.html
一応9月15日の続きです。
【おにーちゃんの知恵袋2】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=934271870&owner_id=5019671
11月16日の続きでもある。
【朝日新聞から番外編?──tobirisuのdomisu】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=996479162&owner_id=5019671
またイヤな汗を流した。
そもそもの問題は、女性と男性の洋服の形状の(「の」の3連発かよ)ちょっとした違いをどう言葉にすればいいのか知ろうとしたこと。男性が右前で、女性が左前。和服になると男女を問わず右前になる。右手が中に入りやすいように、という理由はわかる。では、なんで洋服だと男女で異なるんだ?
和服を左前に着付けるのは死に装束とされる。「左前」は演技が悪いことから「大根役者」と呼ばれるではなく、縁起が悪いことから「運が悪くなること」「家計が苦しくなること」などを「左前(になる)」と言う。
ちょっと似た感じの言葉に「お釈迦(になる)」がある。こちらは、「使い物にならなくなる」くらいの意味。
この語源には諸説あるが、有力視されている説がおもしろい。
江戸の鋳物職人が、火加減を間違えて不良品を出した。「火が強かった」を江戸訛りで言ったため、「シガツヨカッタ」になった。これをお釈迦様の誕生日の「4月8日(しがつようか)」とかけたとか。まあ、こういうきれいな語呂合わせはだいたいウソだと思うけど。
で、問題は「左前」とか「右前」って、何が「前」かってこと? 服の前部のあの(「の」の3連発かよ)部分はなんて言うの? 前身頃? なんでこんな簡単な言葉がわからないのよ。仕方がないので辞書(以後、基本的には『大辞林』による)を索く。
「左前」は「着物の、右のおくみを左のおくみの上に重ねて着ること」とある。その「おくみ」って何?
「おくみ」を索く。「着物の前の左右にあって、えりから褄(つま)に至る半幅の布」って何語だよ。そもそもこの言い方だと和服限定だよね。なんで「着物」って書くのよ。
念のため「着物」を索く。1)からだに着る物。衣服。衣類。2)和服。ほら見ろ「着物」だと和洋を問わないじゃないか。洋服には当てはまらないんでしょ。だったら、「和服」って書いてよ。
当方が求めているのは、「(洋服の)男物と女物では○○が違う」の○○に入る言葉。「おくみの重ね方」って書くぞ。
おそらく「前合わせ」とか「合わせ」とか言うんだろうな。なんでこんな基本的なことがわからないんだ。辞書には見当たらない。ググると「前合わせ」が優勢。でも見たことないよ。
で、なんでイヤな汗を流したか。「前合わせ」を思いつかなかったから? そんなことはたいしたことではない。
正直に書きましょう。「右前」と「左前」の違いが不明確でしたorz。
何も考えていなかった。そりゃ考えればわかるよ。左のおくみを前にする和服の着こなしが「右前」(と言うより、「左前」の逆と覚えていた)なんだから……
あのー、左が前なのになんで右前なんですか?
相手から見て、って話を聞いた記憶がうっすらとある。でも、それは強引だよ。おかしいよ。
どうやら正解は、下記らしい。
【洋服の前合わせ女は左前、男右、なぜ?】
http://www.fiberbit.net/user/eyeland/yofuku/uchiawase.htm
>「左前」の「前」は見頃の「前」では(なく)時間の「前」で、着物の前を合わせるときに左身頃を前(先)に身体に引き寄せると「左前」になると理解するのがよい
さようでございますか。日本語はむずかしいorz。
続きは下記。
【おにーちゃんの知恵袋4なのか?──「男前」再び】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-70.html
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