この記事の書き手は正気なのか?──「にぎわう」はありえない
下記の仲間。
【日本語アレコレの索引(日々増殖中)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306
下記の仲間。
【日本語アレコレの索引(日々増殖中)】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1129089107&owner_id=5019671
パソコンをのぞいたら信じられない文字列が飛び込んできたので、予定外の日記を書く。mixiニュースのタイトルを見て呆れた。【ネタ元】は読売新聞で、この見出しは【ネタ元】にある。記者の名前をしっかり覚えておこう。
「にぎわう」ってどういうことよ。
たとえば事故直後に、現場近辺が遺族でにぎわっていた、と書けるか?
まあ、この場合は物見遊山の観光客(重言?)が押し寄せているんだから「にぎわう」でもいいのかもしれない。
でもフツーの神経の持ち主ならこんな見出しはつけないと思う。「人出」とか「押し寄せる」とか「あふれる」とか、ほかの表現はいくらでもあるだろう。
重言の話は下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-59.html
■にぎわう御巣鷹、遺族複雑…関連映画続き観光地化?
(読売新聞 - 11月22日 13:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1028588&media_id=20
【ネタ元】読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000001-yom-soci
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にぎわう御巣鷹、遺族複雑…関連映画続き観光地化?
11月22日13時6分配信 読売新聞
520人が犠牲になった1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)を訪れる一般のハイカーが増えている。
事故に着想を得た映画が昨年に続いて今秋公開され、関心が高まったのが大きなきっかけになっているようだ。15日に閉山を迎え、静寂を取り戻したものの、観光地化しかねない現状に、「風化させないためには多くの人が訪れるのは重要」という意見がある一方、「そっとしておいてほしい」という遺族の思いも交錯する。
尾根の管理人の黒沢完一さん(66)によると、10月の1か月には数千人が訪れたとみられ、週末には約10台分の駐車場が止めきれない状況だった。「数年前は千人規模の登山者が来たことはなかった」と話す。
昨年は尾根に続く村道が土砂崩れで通行止めとなり、一般のハイカーは入山できなかったが、墜落事故を取材する新聞記者の姿を描いた映画「クライマーズ・ハイ」が公開された。今年は、日航機事故をモデルに巨大組織の腐敗を問う山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」(公開中)と続き、一昨年まで減少傾向だった来訪者は一転、増加したという。
10月28日に夫婦で訪れていた埼玉県坂戸市鶴舞、主婦竹内儷(れい)子さん(63)は、以前「沈まぬ太陽」を小説で読み、改めて映画で見たのがきっかけになったという。「無数の墓標や、折れて黒こげのままの木の根を見ると、24年たった今も爪跡の大きさを感じる。遺族の心にも、と考えるとたまらない。日航の経営危機が取りざたされているが、事故の悲劇を繰り返さないでほしい」と語った。
同僚5人と訪れ、墜落地点の「昇魂之碑」に花を手向けていた東京都の男性会社員は「安否も分からず家族を捜しに道無き道を登った、事故当時の遺族のすごさを感じた。遊び半分で登るのは失礼。遺族の気持ちを最優先で考え、しっかり勉強してから慰霊登山をすべき」と決意したように語った。
尾根では、今も多くの遺族が訪れ、遺骨や遺品が見つかる。ふもとにある「慰霊の園」には身元不明の遺骨や遺品が納められ、事故発生日の8月12日には毎年、早朝の慰霊登山を終えた遺族らが集まり、慰霊式が行われる。同園の来園者数も今年の10月は昨年より5割ほど増えたという。
次男の裕史君(当時11歳)を亡くし、年3回慰霊登山をしている遺族の滝下政則さん(68)(東京都大田区)は「御巣鷹は、安全を願う人の聖地になった。安全への関心が高まるのはいいこと。でも、遺族の中には今でも、『そっとしておいてほしい』という人もいる」と話している。(神園真由美、波多江一郎)
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パソコンをのぞいたら信じられない文字列が飛び込んできたので、予定外の日記を書く。mixiニュースのタイトルを見て呆れた。【ネタ元】は読売新聞で、この見出しは【ネタ元】にある。記者の名前をしっかり覚えておこう。
「にぎわう」ってどういうことよ。
たとえば事故直後に、現場近辺が遺族でにぎわっていた、と書けるか?
まあ、この場合は物見遊山の観光客(重言?)が押し寄せているんだから「にぎわう」でもいいのかもしれない。
でもフツーの神経の持ち主ならこんな見出しはつけないと思う。「人出」とか「押し寄せる」とか「あふれる」とか、ほかの表現はいくらでもあるだろう。
重言の話は下記参照。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-59.html
■にぎわう御巣鷹、遺族複雑…関連映画続き観光地化?
(読売新聞 - 11月22日 13:06)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1028588&media_id=20
【ネタ元】読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091122-00000001-yom-soci
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にぎわう御巣鷹、遺族複雑…関連映画続き観光地化?
11月22日13時6分配信 読売新聞
520人が犠牲になった1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)を訪れる一般のハイカーが増えている。
事故に着想を得た映画が昨年に続いて今秋公開され、関心が高まったのが大きなきっかけになっているようだ。15日に閉山を迎え、静寂を取り戻したものの、観光地化しかねない現状に、「風化させないためには多くの人が訪れるのは重要」という意見がある一方、「そっとしておいてほしい」という遺族の思いも交錯する。
尾根の管理人の黒沢完一さん(66)によると、10月の1か月には数千人が訪れたとみられ、週末には約10台分の駐車場が止めきれない状況だった。「数年前は千人規模の登山者が来たことはなかった」と話す。
昨年は尾根に続く村道が土砂崩れで通行止めとなり、一般のハイカーは入山できなかったが、墜落事故を取材する新聞記者の姿を描いた映画「クライマーズ・ハイ」が公開された。今年は、日航機事故をモデルに巨大組織の腐敗を問う山崎豊子原作の「沈まぬ太陽」(公開中)と続き、一昨年まで減少傾向だった来訪者は一転、増加したという。
10月28日に夫婦で訪れていた埼玉県坂戸市鶴舞、主婦竹内儷(れい)子さん(63)は、以前「沈まぬ太陽」を小説で読み、改めて映画で見たのがきっかけになったという。「無数の墓標や、折れて黒こげのままの木の根を見ると、24年たった今も爪跡の大きさを感じる。遺族の心にも、と考えるとたまらない。日航の経営危機が取りざたされているが、事故の悲劇を繰り返さないでほしい」と語った。
同僚5人と訪れ、墜落地点の「昇魂之碑」に花を手向けていた東京都の男性会社員は「安否も分からず家族を捜しに道無き道を登った、事故当時の遺族のすごさを感じた。遊び半分で登るのは失礼。遺族の気持ちを最優先で考え、しっかり勉強してから慰霊登山をすべき」と決意したように語った。
尾根では、今も多くの遺族が訪れ、遺骨や遺品が見つかる。ふもとにある「慰霊の園」には身元不明の遺骨や遺品が納められ、事故発生日の8月12日には毎年、早朝の慰霊登山を終えた遺族らが集まり、慰霊式が行われる。同園の来園者数も今年の10月は昨年より5割ほど増えたという。
次男の裕史君(当時11歳)を亡くし、年3回慰霊登山をしている遺族の滝下政則さん(68)(東京都大田区)は「御巣鷹は、安全を願う人の聖地になった。安全への関心が高まるのはいいこと。でも、遺族の中には今でも、『そっとしておいてほしい』という人もいる」と話している。(神園真由美、波多江一郎)
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