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「斜に構える」をめぐって【2】

 下記の仲間。
【日本語アレコレの索引(日々増殖中)】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1129089107&owner_id=5019671

mixi日記2009年12月02日から
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1353365897&owner_id=5019671

 下記の続き。
「斜に構える」をめぐって【1】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-873.html

「斜に構える」の意味と用法を考えるための調査は続く。
 とりあえず、辞書を引こうか。(←まずそっちが先だろ!)

 ネット辞書から。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%96%9C%E3%81%AB%E6%A7%8B%E3%81%88%E3%82%8B&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=09838808424800

【『大辞泉』】=========================
斜(しゃ)に構・える

1 剣道で、刀を斜めに構える。
2 身構える。改まった態度をする。
・「風上へ―・え、糸のように目を細くして立ち竦んでいる」〈里見・多情仏心〉
3 物事に正対しないで、皮肉やからかいなどの態度で臨む。「世間に対して―・える」

◆この句の場合、「斜」を「ななめ」とは読まない。

【『大辞泉』】=========================
斜(はす)に構・える

「斜(しゃ)に構える」に同じ。
================================

【『大辞林』】=========================
斜(しゃ)に構(かま)・える

[1]剣道で、刀を敵に対して斜(なな)めに構える。
[2]物事に正面から接するのでなく、ことさらずれた対応の仕方をする。
・―・えた態度
[3]物事に対して十分に身構える。改まった態度をとる。
・伴蔵は蚊帳の中に―・へて待て居る〔出典: 怪談牡丹灯籠(円朝)〕
================================

 あのね。辞書っていうのは、複数の意味がある場合、よく使われる意味を先にもってくるもんだよね。どっちもイチバンに剣道の話をもってくるのはどうなの?
「1」の意味で使っている例があるならもってきなさいよ。少なくとも当方は見たことがない。剣道の試合や時代小説の立ち合いで、上段に構えることや正眼に構えることはあるだろう。でも「斜に構える」ことはめったにないと思うよ。なにより、「刀を斜に構えた」なら文字どおりの意味で、慣用句でもなんでもない。辞書にのせる意味はないよ。そこから派生して「2」や「3」の意味で使われるってことでしょ。しっかりしてよ。
 で、注目ポイントがあと2つある。
 ひとつめ。『大辞泉』に「斜(はす)に構・える」が「斜(しゃ)に構える」と同じと書いてあること(後述)。
 もうひとつ。『大辞泉』と『大辞林』で「2」「3」の順番がいれかわっている理由はわからない。ただ、どちらも誤用と正用を併記している。簡単に言うと「露悪的」か「改まった」か。どちらが本来の形なのかは用例を見ればすぐにわかる。古い書物では「改まった」の意味で使われている。
 ここまでは冷静でいられた。念のため、手元の辞書を引く。

【『広辞林』】=========================
しゃ【斜】はすかい。ななめ。〈―に構・える〉1)手にする武器を斜めに構える。2)身構えする。気取った態度をとる。
================================
 
 ここまでも冷静って言うよりね……。
 話の都合上、辞書を引いた順番を入れ替えている。実際は最初に引いたのは下記の『成語林』。このテの慣用句なんかの辞書としては信頼を置いている。これを読んで動揺してしまった。

【『成語林』】=========================
斜に構える
(剣術で、刀を斜め下にさげて構えることから)正面から立ち向かわず、きどったり、皮肉な態度をとったりするする。
【注意】「ななめに構える」と読むのは誤り。
================================

 何度か読み返すうちに、冷静さを取り戻す。
 この記述がヘンなんだよ。「剣術で~ことから」という書き方は適切だろう。先の辞書もこういう書き方をするべき。ただし、「刀を斜め下にさげて構える」ってどういうこと。その場合剣先はどうなってるの? 剣先が上を向けた状態で握った柄を下げるのはちょっと異和感。フツーに考えると、剣先は下を向いているよね。それは下段の構えだから変則的で、、意味がかわってくる(「地ずり八双」とかは正式な呼称ではないらしい)。
 最大の問題は「きどる」の解釈。
 どこまで行ってもわかりにくいorz。
 ネット辞書(『大辞泉』)を引く。下記の「1」だろう。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%8D%E3%81%A9%E3%82%8B&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=05162004317700

================================
き‐ど・る【気取る】[動ラ五(四)]

1 体裁をつくろい、もったいぶったり、とりすましたりする。「人前で―・る」「―・った話し方」「―・らない人柄」
================================

 これに関してはほかの辞書も似たようなもの。
 さて、「きどる」は「露悪的」と「改まった」のどちらに近いのか?
 これがどちらにもとれそうだから話が混乱する。
『成語林』の記述を見るに、「正面から立ち向かわず」なんだから、「露悪的」に近いと解釈するのが素直だろう。それは近年広まった解釈だろう。なんの注釈もなしにそっちだけを書くのはマズいだろう。
 これが『広辞林』だと事情がかわる。
「身構えする。気取った態度をとる」の「気取った」はどっちかと言うと、「改まった」だろうな。もし「露悪的」の意味で書いてるなら、正反対の意味をなんの断わりもなく併記していることになる。もしそうなら、それなりの書き方をしないと●●だよ。

 やや煮詰まった(誤用だって!)ので話をかえよう。
 そもそも当方はなぜ「斜に構える」を「露悪的」の意味で使うのは誤用、と認識したのか。昔のことは覚えていない。ただ、誤用関係の本で何回も目にした気がする。なかでも強烈に印象に残っている呉智英の本。書名が……わからないので検索してみた。「藤原喜明 斜に構える」で見つけた。(全文は末尾に)
http://blogs.dion.ne.jp/henachoco/archives/3350301.html 

 1988年の刊行直後に買ったはず。もうそんなにたつのねorz。
 手元の現物が見つからない。明確な記憶(ケッ!)とほぼかわらないので、↑のサイトを信じることにする。
「真摯さに欠ける皮肉な態度を意味するのではなく、刀を斜めに構える、すなわち刀を抜いて正眼に構えることで、相手の出方に対し十分な身がまえをすること」
 まあ、そんなとこだ。
 このサイトの正眼の話に踏み込むと、話がさらにややこしくなるのでやめておく。
 こうして見ていくと、当方が【1】で書いたことはおかしくないはず。
 辞書の記載も、『成語林』を別にすれば、本来はそういう意味だったことがうかがえる。

 では、「斜に構える」はどのように使えばいいのか。
 おそらく、どのような形ででも使わないほうがいいと思う。
【1】で、「役不足」が正しく使われている例を紹介した。再度リンクを張っておく。
【よく目にする誤用の御三家】2008年03月16日
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-122.html

「役不足」が正しく使われている実例は珍しいと思うが、意味が決まっているのだから同じようなものを考えることはできる。
 ところが「斜に構える」の場合は、辞書を見ても「露悪的」と「改まった」という正反対みたいな意味があるのだから、使いようがない。
 結局、いいかえるしかないのか。
 本来の意味の「改まった」なら、「正々堂々」とか「真摯に」とか……まあ、こちらの使い方は少ないか。
 新しい意味の「露悪的」なら、「物事を斜めに見る」とか「シニカルな態度をとる」あたりが無難な気がする。「斜めに構える」とか「ハスに構える」でもいいかなと思ったが、『大辞泉』や『成語林』にしかられそうなのでやめておく。
 
 こうして、またひとつ使えない言葉が増えてしまう(泣)。
 
 ちなみに、温泉などに入っヌクヌクになった場合は、「改まった」とはちょっと違います。
 いつの間にか貯金箱がいっぱいになった状態も、「改まった」とはちょっと違います。
 さらにちなみに、『成語林』にしかられるのはとってもイヤ。ユウコ●ンならしかられてみたいかも。


http://blogs.dion.ne.jp/henachoco/archives/3350301.html
================引用開始
斜にかまえる


言葉につける薬

呉智英氏の著作"言葉につける薬"で「斜にかまえる」という言葉が、真摯さに欠ける皮肉な態度を意味するのではなく、刀を斜めに構える、すなわち刀を抜いて正眼に構えることで、相手の出方に対し十分な身がまえをすることなのだと読んだのは、ずいぶん前の話だが、その際腑に落ちない箇所が一つあった。

それは、文庫版の補論にあるプロレスラー藤原喜明氏のエピソードで、彼が鳶職人であった父親を「高い足場の上でダボシャツにお守り下げて鉢巻き姿、斜に構えてぎゅうっとにらんだ写真が何枚もあった」と語った言葉に対し、呉氏が「知識人ではなく肉体労働者の方が正しい言葉を使っていることに私は感動を覚えた」と記している所である。

僕は中学の時に剣道をかじった事がある。正眼の構えとは竹刀の先端を相手の喉元に向け正対する事だと教わった。

右足は前に置き左足は後方に引くが、上体は相手に正対する。

(今になって思えばこれも腑に落ちないのだが)呉氏の文章にある"刀を斜めに構える"が、構えた姿を横から見た状態、すなわち、手元が臍の辺りで、切っ先が相手の喉の高さまで斜めに上がっている事を指すのなら、確かにその一点を持って"斜"の構えであると言う事も出来る。

しかし、構えている本人に取って、斜めと言う意識は無い。刀は真っ直ぐ相手の喉元に向けられている。それが正眼の構えなのだ。

刀を持った状態でさえ、斜めの部分を探すのに、無理やりなこじつけを必要とするのに、得物を持たない藤原氏の父親が斜に構えた姿と言うのは一体どういうものだろう。体を開いて身体を斜めにした状態、すなわちダークダックスがデューワーとやる時に取る姿勢以外考えられない。

・・・

正眼の構え=相手に正対すると捉えていた僕にとって、この疑問は頭の片隅にずうっと居心地悪く転がっていた。

最近はネットという便利な物があるから、もちろんそれで調べても見たが、今ひとつ納得の行く答えは得られなかった。

だが、今回蓮翠さんの記事にコメントした事をきっかけに、再び調べて見た結果、自分なりの結論を得る事が出来た。

木刀を握ってみると分かるのだが、僕が習った正眼の構えで上体を相手に正対させる姿勢には無理がある。

刀を握る際には右手が前方に、左手が手元に来る。その間は握りこぶし二つほど開けるだろうか。

この状態で剣先を相手の喉元に向け、自然な姿勢をとろうとするならば、右肩が前に出て左肩は後ろに引くのが合理的であろう。

さらに右足を前に、左足をやや開いて後方に引けば、身体のどこにも無理な捩れが生じず、楽な姿勢で構える事が出来る。

孫悟空が棒を構えた姿勢と言えば分かり易いだろうか。

思えばこの姿勢は、フェンシングやボクシングのファイティングポーズに共通する物であり、それら二つの競技では上体を相手に正対させる構えは取らない。

ボクシングで上体を相手に正対させる事があるとしたら、明日のジョーがノーガード戦法を取る時以外ないだろう。

・・・

十分な身がまえをする時、身体は自然に斜に構えられる事になるのだ。

僕が習った剣道の正眼の構えは、たぶん現代剣道において一般的な物なのだとおもうのだが、その正眼の構えと、古来からある剣術の正眼の構えとは実は別物なのではなかろうか。

正眼がどういう構えであるのかはともかく、斜の構えというのはこういうものではないかという物に出会った。

「現代タイ捨流剣法免許皆伝秘話 - 加来耕三 -」

このエッセイにある加来耕三氏の写真がそれである。

改めて呉氏の文章を読んでみると、相手に向かって正対するとは一言も書いていない。刀を斜めに構えて十分に身構えると書いている。

辞書を引いてもそうだ。「何かに対し、構え過ぎるほどの姿勢を取る」これは新明解第四版、広辞苑第三版では「身構える、改まった態度をする」とあり、正対するとは一言も書いていない。

どうも、正眼(青眼)の構えすなわち相手に正対する物という誤解が呉氏の文章を誤って読解する原因になっていたのではないかと思う。
================引用終了


【20100218追記】
 下記のサイトを見つけた。やはりちゃんと辞書類を踏まえたやり取りは信頼が置ける。
http://kotobakai.seesaa.net/article/8238179.html
================引用開始
2005年10月17日
「斜に構える」についての不審
【315】
「斜に構える」についての不審
Yeemar
- 04/8/22(日) 13:22 -
----
「斜に構える」(しゃにかまえる)とはどういう意味か。それは「正対する」ということである。『広辞苑』にもそう載っている――と、ことばに関る仕事の方(かりにAさん)から伺い、おどろきました。

まずその『広辞苑』を見ると、初版では
剣道で、手にしている得物をななめに構える。また、身構する。改まる。気取った態度をする。
第2版・第3版では
剣道で、刀をななめに構える。転じて、身構える。改まった態度をする。
第4版では
剣道で、刀をななめに構える。転じて、身構える。改まった態度をする。また、正面から対応せず、皮肉な態度をとる。
第5版(現在)では
剣道で、刀をななめに構える。転じて、身構える。改まった態度をする。また、正面から対応せず、皮肉な態度をとる意にもいう。
とあり、「正対する」とは書いてありません。ただし「改まった態度をする」とは書いてあり、この部分が「正対する」となんとなく通ずるようでもあります。とはいえ、この「改まった態度」は「身構えた態度」ということでしょう。

「春色梅児誉美」(1832-33)には「(此糸という花魁が)どうして恥をすゝがんと胸をいためて、湯どのより出るらう(廊)下の中の間に、しやにかまへたる彼(かの)鬼兵衛」とあります。『日本古典文学大系』の注には「ふくむ所ある姿勢をして」。にやにやしながら懐手でもしていたのか。あごでもさすっていたのか。

『三省堂国語辞典』(第5版)では、「しゃにかまえる」と「はすにかまえる」とを区別している模様。「しゃにかまえる」は、「刀をななめに構える」ものの、体の向きは(言及はないが)正面を向いているようです。一方、「はすにかまえる」は、「相手をまっすぐに見ず、からだをななめにして対する」と釈しています。

Aさんは、このあたりのことを言われたものかもしれません。真相は現時点ではよくわかりません。


【316】
Re:「斜に構える」についての不審
佐藤
- 04/8/23(月) 19:27 -
----
▼Yeemarさん:
>ただし「改まった態度をする」とは書いてあり、この部分が「正対する」となんとなく通ずるようでもあります。とはいえ、この「改まった態度」は「身構えた態度」ということでしょう。


「改まった態度をする」の意味があるとは知りませんでした。勉強になりました。『新明解』第5版に
(b)何かに対し、構え過ぎるほどの姿勢を取る
とあり、『新明解古語』補注版第2版に
(2)しゃちこばって構える。きちんとした態度をする
とあります。このあたりになると、「正対する」により近いニュアンスになりますね。「全力でことにあたるべく身構える」のような語釈も浮かんできますが、私自身用例に当たりきれてないので何とも。
なお『新明解古語』は元になった姿勢を次のように記します。この構えがどういう時に取られるものなのかが分かると糸口になりそうですが。
剣道用語で、刀をさげて両手で柄を持ち、刀を筋違いにして向こう斜めに構えることから



【317】
Re:「斜に構える」についての不審
KS
- 04/8/24(火) 14:23 -
----
▼佐藤さん:
>「改まった態度をする」の意味があるとは知りませんでした。勉強になりました。『新明解』第5版に

『新明解古語』補注版第2版に
>
(2)しゃちこばって構える。きちんとした態度をする
とあります。このあたりになると、「正対する」により近いニュアンスになりますね。


同感です。
 一般の使用例では「正面から(正攻法で)対処しないで皮肉やからかいの態度で臨む」の意(正対とは逆の用例)が多い様に思いますが、これは本来の意味とは間違った使用例なのでしょうか。
「流れに掉さす」もそのうちに流れに逆らうの意味が一般化していく?様に。
 


【319】
Re:「斜に構える」についての不審
佐藤
- 04/8/25(水) 22:39 -
----
▼KSさん:
> 一般の使用例では「正面から(正攻法で)対処しないで皮肉やからかいの態度で臨む」の意(正対とは逆の用例)が多い様に思いますが、これは本来の意味とは間違った使用例なのでしょうか。


↓んん、ここまで言い切れる人がいるとは……
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/reader/200406/2004062700059.htm#0003


【320】
Re:「斜に構える」についての不審
KS
- 04/8/26(木) 10:38 -
----
▼佐藤さん:
この種の言葉(専門用語が一般化したもの)には本来の意味とは違う解釈や使われ方をするものがままありますね。
 「若干16歳でオリンピック出場」とか云いますが、語源は「弱冠」で20歳。「…本来「じゃっかん」は20歳であり、16歳や21歳であってはいけないのだ…」と子どもの頃国語の先生に教えられたのが印象に残っています。


【321】
斜の構え
佐藤
- 04/8/29(日) 16:50 -
----
実際、どんな構え方なのか。とりあえず香取神道流という流派の画像がありました。
http://members.hknet.com/~cjj/japanese/shinto/shinto.html

一方で「青眼の構え等と言われる斜の構え」といった表現もあり、(流派によっては)最も基本的な構えを「斜の構え」と言ったのか。http://www5a.biglobe.ne.jp/~ichini/bbs7/799658955847011.html

流派によって「斜の構え」で表す姿勢が異なるので、それを反映して「斜に構える」が「正対する/正対しない」両用の意味で使われるようになったのか…… この考えに拘泥するつもりはありませんが、とりあえず、可能性の幅を見極めるために挙げておきますね。


【322】
Re:「斜に構える」についての不審
岡島昭浩
- 04/8/29(日) 22:12 -
----
『日本国語大辞典』の「正構」のところに、「斜に構える」の用例がありました。
せい-こう【正構】[名】受太刀(うけたち)の構(かま)えの一つ。正しい構えで相手の刀を受けとめること。*浄瑠璃・道中龜山噺-六「臂を落して斜に構へるせいこうの受方も、はて能教へたものじゃよな」


また、『近世上方語辞典』では、
剣道で、剣・棒などを斜めに構える。一説、笏(しゃく)に構えるか。
としています。〈ななめに構えていないじゃないか〉という意識からそのような語源説が出てきたのでしょうか。

『嬉遊笑覧』巻四武事には、
斜に構る
○(安斎随筆)に、しやにかまへるといふ俗語剣術より出たる詞なり 立て刀を提げ両手に柄を持刀をすぢがひになして向ふを斜に構へると云なり かやうの事何のわけも知らずして人なみにいふこと多し 扇をしやにかまへ其外何にてもかまへる物ある也 さもなき空手にいふはいかヾといへり おもふに空手にて正体に居らず筋かひにかまへたらんは斜にかまふなるべし(葉子譜)【(広百川学海)癸集に収む】刻画品の骨牌に斜眼また斜歯といへるあり 其図を見るに牌の縁の黒き処上下にすぢかひて星あるは斜眼なり 歯のかたも筋かひたるは同じ斜といふ事是にて明らかなり
とありました。
================引用終了




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