マンガと実写の微妙な関係
mixi日記2008年9月13日から
漫画の実写映画化で重要なのは「雰囲気を壊さないこと」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=605971&media_id=40
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ここ数年、漫画を原作にした実写映画が話題になることが多く、2008年夏は「20世紀少年」や「デトロイト・メタル・シティ」が注目を集めている。これまでにも「DEATH NOTE」や「ALWAYS 三丁目の夕日」などがヒット、ハリウッドでも「バットマン」や「スパイダーマン」がシリーズ化している。
絵から実写になることで“イメージが壊れる”という意見もある一方、「ALWAYS 三丁目の夕日」のように、物語の舞台となった時代の雰囲気をより伝えられているということで日本アカデミー賞最優秀作品賞(2006年)にも輝いた作品もある。
ネットエイジアの調査によると、漫画原作の実写映画をいくつか挙げて、「観たことがあるか」と尋ねたところ、1位は「DEATH NOTE」で43.8%。2位は「ALWAYS 三丁目の夕日」(35.5%)、3位「NANA」(22.0%)、4位「タッチ」(18.5%)、5位「ゲゲゲの鬼太郎」(13.5%)だった。
漫画原作の実写映画を観た人のうち、原作漫画を読んだりアニメを観たことがある人は、「DEATH NOTE」が81.7%、「ALWAYS 三丁目の夕日」が58.5%、「NANA」が72.7%、「タッチ」が87.8%、「ゲゲゲの鬼太郎」は94.4%と全体的に高い比率となった。「ALWAYS 三丁目の夕日」はほかの作品より原作漫画を読んだ比率が低いが、「多数の映画賞を受けたことで有名になり、原作漫画を読んだことのない人も多く観たことで、ほかの漫画原作の実写映画とは異なった傾向を示した」(ネットエイジア)という。
●実写化してほしい漫画は「スラムダンク」
「漫画が実写映画化されることに関心があるか」と尋ねたところ、「ある」と答えたのは51.0%。「ある」と答えた人にさらに「製作者に実写映画化の際に最も重視してほしい点は何か」と聞くと、「漫画の雰囲気を壊さないこと」が50.7%でトップ。以下、「俳優の人選」(26.4%)、「漫画と同じストーリー展開であること」(10.4%)が続いた。
また、実写化してほしい漫画があるという人に、「実写映画化してほしい漫画は何か」と聞くと、「スラムダンク」「MASTERキートン」「ジョジョの奇妙な冒険」などが挙げられた。
インターネットによる調査で、対象は20~59歳の男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は9月5日から8日。
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このところなんでもかんでも実写化している印象がある。『ALWAYS 三丁目の夕日』に目をつけた人は偉い。たしかにウケる要素はテンコ盛りだった。
「実写化してほしい漫画」 のナンバーワンは『スラムダンク』ですか。
厳しいぞ。スポ根の実写は「マンガ以上にマンガ」になることが多い。古くは『柔道一直線』。あれはスゴかった。子供心に「くだらねえ」と思った記憶がある(と母が言ってました)。
数年前に上戸彩がやったテレビドラマはけっこうおもしろかった。たぶん、上戸彩のキャラ自体に「マンガ以上にマンガ」的なとこがあるからなんとかなったんだろう。
いま盛んにCMやってるバスケの映画はどうなんだろう。CMを見る限り少林ナンタラと同じようなコメディにしか見えない。
『スラムダンク』もああなっちまうぞ。だいたい近年のバスケットはプレイがどんどん人間業離れしていて、現実の試合自体がCGみたくなってんだから、盛り上げようとすると収拾つかなくなるぞ。
『MASTERキートン』は実写化できれば鉄板でおもしろい作品だけど、著作権でモメてるはずだから、当分無理だろ。
『ジョジョの奇妙な冒険』はCGのデキしだいだろうな。
個人的な希望としては『おせん』をもう一度ちゃんとした脚本で作り直してほしい。賛否両論あった蒼井優に関しては、最初は異和感が強かったけど見慣れてしまったのであのまま行ってほしいとさえ思う。何よりストーリーとメッセージをあそこまでねじ曲げられたら、作者のきくち正太が激怒して連載を中断したというウワサがあるのもわからなくはない。あれじゃもったいないよ。まあ、ああいうメッセージ性の強い作品をテレビドラマにするとああなりがちなんだけど。その点『美味しんぼ』はちゃんと作ってたな。
マンガの実写化については黄色い本を書いたとき(昨年の春)にコラムで書いたんで、転載しておく。こんなこと勝手にしていいんだろうか。
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【次々と実写化される人気マンガ】
この数年、実写で映像化されるマンガ作品が急増しています。アニメまで含めると、人気作品はほとんどが映像化されている印象です。
もともと、実写化よりはアニメ化のほうがしやすかったのでは、と考えるのは大間違い。国産アニメの第1号は1963年に放映が始まった『鉄腕アトム』ですが、この4年前に実写版が放映されています(知名度も低く、作品のデキは……)。アニメ化の技術が定着してからは、どちらかというとアニメ化のほうが優勢でした。
現在も多くのアニメが放映されていますが、とくに目立つのは、少女マンガの実写化。近年の御三家的な人気作の『のだめカンタービレ』(→34ページ)、『ハチミツとクローバー』(→36ページ)、『NANA』(→38ページ)がドラマや映画で大ヒットしたのが象徴的です。
実写化される作品数が増えた理由として、CG技術の向上も指摘されています。たしかに、『DEATH NOTE』の死神が着ぐるみだったら相当印象が違っていたはずです。連載の終了(1969年)以来、実写化は不可能といわれてきた『どろろ』の映画化にも、CG技術が大きく貢献しています。
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【続きは】↓
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-91.html
漫画の実写映画化で重要なのは「雰囲気を壊さないこと」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=605971&media_id=40
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ここ数年、漫画を原作にした実写映画が話題になることが多く、2008年夏は「20世紀少年」や「デトロイト・メタル・シティ」が注目を集めている。これまでにも「DEATH NOTE」や「ALWAYS 三丁目の夕日」などがヒット、ハリウッドでも「バットマン」や「スパイダーマン」がシリーズ化している。
絵から実写になることで“イメージが壊れる”という意見もある一方、「ALWAYS 三丁目の夕日」のように、物語の舞台となった時代の雰囲気をより伝えられているということで日本アカデミー賞最優秀作品賞(2006年)にも輝いた作品もある。
ネットエイジアの調査によると、漫画原作の実写映画をいくつか挙げて、「観たことがあるか」と尋ねたところ、1位は「DEATH NOTE」で43.8%。2位は「ALWAYS 三丁目の夕日」(35.5%)、3位「NANA」(22.0%)、4位「タッチ」(18.5%)、5位「ゲゲゲの鬼太郎」(13.5%)だった。
漫画原作の実写映画を観た人のうち、原作漫画を読んだりアニメを観たことがある人は、「DEATH NOTE」が81.7%、「ALWAYS 三丁目の夕日」が58.5%、「NANA」が72.7%、「タッチ」が87.8%、「ゲゲゲの鬼太郎」は94.4%と全体的に高い比率となった。「ALWAYS 三丁目の夕日」はほかの作品より原作漫画を読んだ比率が低いが、「多数の映画賞を受けたことで有名になり、原作漫画を読んだことのない人も多く観たことで、ほかの漫画原作の実写映画とは異なった傾向を示した」(ネットエイジア)という。
●実写化してほしい漫画は「スラムダンク」
「漫画が実写映画化されることに関心があるか」と尋ねたところ、「ある」と答えたのは51.0%。「ある」と答えた人にさらに「製作者に実写映画化の際に最も重視してほしい点は何か」と聞くと、「漫画の雰囲気を壊さないこと」が50.7%でトップ。以下、「俳優の人選」(26.4%)、「漫画と同じストーリー展開であること」(10.4%)が続いた。
また、実写化してほしい漫画があるという人に、「実写映画化してほしい漫画は何か」と聞くと、「スラムダンク」「MASTERキートン」「ジョジョの奇妙な冒険」などが挙げられた。
インターネットによる調査で、対象は20~59歳の男女400人(男性200人、女性200人)。調査期間は9月5日から8日。
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このところなんでもかんでも実写化している印象がある。『ALWAYS 三丁目の夕日』に目をつけた人は偉い。たしかにウケる要素はテンコ盛りだった。
「実写化してほしい漫画」 のナンバーワンは『スラムダンク』ですか。
厳しいぞ。スポ根の実写は「マンガ以上にマンガ」になることが多い。古くは『柔道一直線』。あれはスゴかった。子供心に「くだらねえ」と思った記憶がある(と母が言ってました)。
数年前に上戸彩がやったテレビドラマはけっこうおもしろかった。たぶん、上戸彩のキャラ自体に「マンガ以上にマンガ」的なとこがあるからなんとかなったんだろう。
いま盛んにCMやってるバスケの映画はどうなんだろう。CMを見る限り少林ナンタラと同じようなコメディにしか見えない。
『スラムダンク』もああなっちまうぞ。だいたい近年のバスケットはプレイがどんどん人間業離れしていて、現実の試合自体がCGみたくなってんだから、盛り上げようとすると収拾つかなくなるぞ。
『MASTERキートン』は実写化できれば鉄板でおもしろい作品だけど、著作権でモメてるはずだから、当分無理だろ。
『ジョジョの奇妙な冒険』はCGのデキしだいだろうな。
個人的な希望としては『おせん』をもう一度ちゃんとした脚本で作り直してほしい。賛否両論あった蒼井優に関しては、最初は異和感が強かったけど見慣れてしまったのであのまま行ってほしいとさえ思う。何よりストーリーとメッセージをあそこまでねじ曲げられたら、作者のきくち正太が激怒して連載を中断したというウワサがあるのもわからなくはない。あれじゃもったいないよ。まあ、ああいうメッセージ性の強い作品をテレビドラマにするとああなりがちなんだけど。その点『美味しんぼ』はちゃんと作ってたな。
マンガの実写化については黄色い本を書いたとき(昨年の春)にコラムで書いたんで、転載しておく。こんなこと勝手にしていいんだろうか。
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【次々と実写化される人気マンガ】
この数年、実写で映像化されるマンガ作品が急増しています。アニメまで含めると、人気作品はほとんどが映像化されている印象です。
もともと、実写化よりはアニメ化のほうがしやすかったのでは、と考えるのは大間違い。国産アニメの第1号は1963年に放映が始まった『鉄腕アトム』ですが、この4年前に実写版が放映されています(知名度も低く、作品のデキは……)。アニメ化の技術が定着してからは、どちらかというとアニメ化のほうが優勢でした。
現在も多くのアニメが放映されていますが、とくに目立つのは、少女マンガの実写化。近年の御三家的な人気作の『のだめカンタービレ』(→34ページ)、『ハチミツとクローバー』(→36ページ)、『NANA』(→38ページ)がドラマや映画で大ヒットしたのが象徴的です。
実写化される作品数が増えた理由として、CG技術の向上も指摘されています。たしかに、『DEATH NOTE』の死神が着ぐるみだったら相当印象が違っていたはずです。連載の終了(1969年)以来、実写化は不可能といわれてきた『どろろ』の映画化にも、CG技術が大きく貢献しています。
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【続きは】↓
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