将棋/名人の系譜1
下記の仲間。またカテゴリーを増やしてしまった(泣)。
【将棋(と囲碁)の話 お品書き】
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-947.html
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1385699944&owner_id=5019671
mixi日記2010年01月10日から
歴代の名人
http://shogititle.nobody.jp/meijin.html
木村義雄(1期~6期/8期~10期)
塚田正夫(7期)
大山康晴(11期~15期/18期~30期)
升田幸三(16期~17期)
中原 誠(31期~39期/43期~45期/48期~50期)
加藤一二三(40期)
谷川浩司(41期~42期/46期~47期/55期)
米長邦雄(51期)
羽生善治(52期~54期/61期/66期~67期)
佐藤康光(56期~57期)
丸山忠久(58期~59期)
森内俊之(60期/62期~65期)
歴代の竜王
http://shogititle.nobody.jp/ryuo.html
島 朗(1期)
羽生善治(2期/5期/7期~8期/14期~15期)
谷川浩司(3期~4期/9期~10期)
佐藤康光(6期)
藤井 猛(11期~13期)
森内俊之(16期)
渡辺 明(17期~22期)
ごく一部の方が対象になることが覚悟の将棋の話。
今期のA級順位戦は訳のわからないことになっている。挑戦者争い以上に興味深いのが、降級者争い。元名人の佐藤康光(以下、棋士の話なので敬称を略する)と元竜王の藤井が降級しそうな気配が濃厚。昨年に続き降級が危ぶまれる佐藤康光は、たしか竜王にもなったことがある……と考えてちょっと調べてみた。
名人と竜王の両方を経験している棋士は、羽生、谷川、佐藤康光、森内と、わずか4人しかいない。トップクラス中の別格といってもよいだろう。やや衰えが見える谷川以外はいわゆる羽生世代で、まだビキビキのトップクラス。
その佐藤康光が降級ってことになれば事件だ。
いままで、元名人の降級となると、米長、加藤、中原(順不明)が記憶に残る。3人とも衰えが隠しきれなくなって必然的に降級した観がある。晩年の大山は壮絶な残留争いをくぐり抜け、現役A級のまま逝去した。そのあたりも別格なんだろうな。それ以前の名人の降級について調べてみたが、わからない。誰かおせーて。
現在の2大タイトル(こう呼ぶことに個人的には抵抗がある)である名人と竜王の系譜を調べてみて、いくつか気がついたことがある。
1)tobirisu視点の名人戦の歴史
中原時代までの名人は、ごく限られた少数の者がなるイメージだった。木村、大山、中原って系譜になる。この交代劇には、妙に似た印象がある。ライバルには闘志剥き出しだった名人が、若い挑戦者を迎えてあまりにも簡単に第一人者の地位を譲った。こういうのは単なる結果論かもしれないが、たしか木村は「よき後継者を得た」という趣旨の言葉を残したと思う。
木村には塚田というライバルがいた。だが、結果的には塚田は1期しか名人位をもっていない。
同じような関係が、大山に対する升田。ほかのタイトルは何度もとっている升田だが、名人位はわずか2期。大山時代が異常なほど長い。
この大山時代に終止符を打ったのが、「棋界の(若き)太陽」と呼ばれた中原。中原のライバルと言うと、加藤一二三や米長邦雄の名があがる。この2人はほかのタイトルはいくつもとっているが、こと名人戦では、中原のほうが数枚上手の観がある。
事情がかわったのは、第40期で加藤一二三が奪取してからだろう。この戴冠は、神様が与えた「功労賞」のような気がする。加藤一二三は翌年、A級にあがったばかりの谷川(1年目か2年目)に名人位を奪われる。このとき、関係者の大半は、谷川の奪取を予想したはずだ。加藤一二三は王者継承の「橋渡し」をした印象だった。後年、この「功労賞」&「橋渡し」的な現象が起きたことは、将棋ファンなら誰もが知っている。あまりにも似た状況で、不思議な感じがした。そのときの橋渡し役は米長であり、継承者は羽生だった。
大山は長年守った名人位を失うとたちまち輝きを失ったが、中原は再起した。その後約10年にわたって谷川と名人位を争う。もっとも、病に冒された大山の戦いぶりは別の意味で神々しかったし、何より中原はまだ若くて余力があった。
中原―谷川の争いのあと、名人位を禅譲されたのがA級にあがったばかりの羽生。しかし、名人戦に限れば羽生の時代は長くは続かない。最後の力を振り絞った?谷川に破れ、そのあとは羽生世代の有力棋士による持ち回りになる。
その後、60期以降は羽生―森内のマッチレースになっている観がある。
で、今期のA級順位戦は、久しぶりに谷川が首位を走っている。一方、B級1組で昇級争いのトップを走っているのが竜王の渡辺。
仮に、谷川が挑戦して奪取したら……今度は橋渡し役が谷川で継承者が渡辺?
まあ、個々の力量などなどを考えるとそうはならないとは思うけど。
いけね。例によってズルズル書いていたら、エラいことになっている。2)以下を書いてる時間がない。この項は続く。
【続きは】↓
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塚田正夫(7期)
大山康晴(11期~15期/18期~30期)
升田幸三(16期~17期)
中原 誠(31期~39期/43期~45期/48期~50期)
加藤一二三(40期)
谷川浩司(41期~42期/46期~47期/55期)
米長邦雄(51期)
羽生善治(52期~54期/61期/66期~67期)
佐藤康光(56期~57期)
丸山忠久(58期~59期)
森内俊之(60期/62期~65期)
歴代の竜王
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島 朗(1期)
羽生善治(2期/5期/7期~8期/14期~15期)
谷川浩司(3期~4期/9期~10期)
佐藤康光(6期)
藤井 猛(11期~13期)
森内俊之(16期)
渡辺 明(17期~22期)
ごく一部の方が対象になることが覚悟の将棋の話。
今期のA級順位戦は訳のわからないことになっている。挑戦者争い以上に興味深いのが、降級者争い。元名人の佐藤康光(以下、棋士の話なので敬称を略する)と元竜王の藤井が降級しそうな気配が濃厚。昨年に続き降級が危ぶまれる佐藤康光は、たしか竜王にもなったことがある……と考えてちょっと調べてみた。
名人と竜王の両方を経験している棋士は、羽生、谷川、佐藤康光、森内と、わずか4人しかいない。トップクラス中の別格といってもよいだろう。やや衰えが見える谷川以外はいわゆる羽生世代で、まだビキビキのトップクラス。
その佐藤康光が降級ってことになれば事件だ。
いままで、元名人の降級となると、米長、加藤、中原(順不明)が記憶に残る。3人とも衰えが隠しきれなくなって必然的に降級した観がある。晩年の大山は壮絶な残留争いをくぐり抜け、現役A級のまま逝去した。そのあたりも別格なんだろうな。それ以前の名人の降級について調べてみたが、わからない。誰かおせーて。
現在の2大タイトル(こう呼ぶことに個人的には抵抗がある)である名人と竜王の系譜を調べてみて、いくつか気がついたことがある。
1)tobirisu視点の名人戦の歴史
中原時代までの名人は、ごく限られた少数の者がなるイメージだった。木村、大山、中原って系譜になる。この交代劇には、妙に似た印象がある。ライバルには闘志剥き出しだった名人が、若い挑戦者を迎えてあまりにも簡単に第一人者の地位を譲った。こういうのは単なる結果論かもしれないが、たしか木村は「よき後継者を得た」という趣旨の言葉を残したと思う。
木村には塚田というライバルがいた。だが、結果的には塚田は1期しか名人位をもっていない。
同じような関係が、大山に対する升田。ほかのタイトルは何度もとっている升田だが、名人位はわずか2期。大山時代が異常なほど長い。
この大山時代に終止符を打ったのが、「棋界の(若き)太陽」と呼ばれた中原。中原のライバルと言うと、加藤一二三や米長邦雄の名があがる。この2人はほかのタイトルはいくつもとっているが、こと名人戦では、中原のほうが数枚上手の観がある。
事情がかわったのは、第40期で加藤一二三が奪取してからだろう。この戴冠は、神様が与えた「功労賞」のような気がする。加藤一二三は翌年、A級にあがったばかりの谷川(1年目か2年目)に名人位を奪われる。このとき、関係者の大半は、谷川の奪取を予想したはずだ。加藤一二三は王者継承の「橋渡し」をした印象だった。後年、この「功労賞」&「橋渡し」的な現象が起きたことは、将棋ファンなら誰もが知っている。あまりにも似た状況で、不思議な感じがした。そのときの橋渡し役は米長であり、継承者は羽生だった。
大山は長年守った名人位を失うとたちまち輝きを失ったが、中原は再起した。その後約10年にわたって谷川と名人位を争う。もっとも、病に冒された大山の戦いぶりは別の意味で神々しかったし、何より中原はまだ若くて余力があった。
中原―谷川の争いのあと、名人位を禅譲されたのがA級にあがったばかりの羽生。しかし、名人戦に限れば羽生の時代は長くは続かない。最後の力を振り絞った?谷川に破れ、そのあとは羽生世代の有力棋士による持ち回りになる。
その後、60期以降は羽生―森内のマッチレースになっている観がある。
で、今期のA級順位戦は、久しぶりに谷川が首位を走っている。一方、B級1組で昇級争いのトップを走っているのが竜王の渡辺。
仮に、谷川が挑戦して奪取したら……今度は橋渡し役が谷川で継承者が渡辺?
まあ、個々の力量などなどを考えるとそうはならないとは思うけど。
いけね。例によってズルズル書いていたら、エラいことになっている。2)以下を書いてる時間がない。この項は続く。
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